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国鉄和歌山線(紀伊中ノ島・紀和)の巻


2006年2月25日(土)

南海和歌山線の廃線と廃駅を取材した後、少々時間が余ったので国鉄和歌山線の廃線跡にも立ち寄ってみた。昔の国鉄和歌山線は、田井ノ瀬から紀伊中ノ島を通って紀和へと繋がっていたのだが、田井ノ瀬から和歌山への枝線が本線になって、田井ノ瀬〜紀和間は廃止されている。

という訳で、阪和線の紀伊中ノ島駅にやってきた。

JR西日本アーバンネットワークにありながら、紀伊中ノ島駅は無人駅なので、好き勝手見放題である。駅舎に入ると出札口跡があるが、ラッチの先には4段ほどの階段があって、すぐその先が和歌山線のホーム跡である。

阪和線のホームへは階段を登って行くが、その手前にJスルーカードの処理機とICOCAの処理機がぽつねんと立っていた。

和歌山線は阪和線をアンダークロスしていたのだが、ホームと軌道跡は今でもそれと伺える状態で残っている。

ガードのコンクリ支柱には『入信に注意』との表記も残っていた。

ガードをくぐって反対側から見たところ。昔はここに列車が発着し、利用客が乗り降りしていたのだ。
 
さて、事のついでに紀和駅まで行ってみるとしよう。
 
紀和駅に着いてみると、何やら工事をしているようだが・・・ん?この辺じゃなかったかな?

なんと、駅舎が取り壊され、ホームも仮ホーム使用へと変わっている。どうやらこの辺り、高架化するんだとか!

駅舎は既に跡形もなく、トイレの横に立っていた大きな木が1本残っているだけ。しかもこの木にも、今まさに重機の爪が入ろうとしていた。

田舎の旧家を彷彿とさせた旧ホームも、取り壊しが始まっている。

そしてこちらが、真新しい仮ホーム。紀伊中ノ島にあったJスルーなどの処理機は元より、旧駅舎にはあった乗車駅証明書発行機すらない。

和歌山行きの電車がやってきたが、ワンマン運転なのに全てのドアを開けて乗降させていた。

駅名標も新品で、こう言ってはなんだが紀和駅らしくない。

ただ、ベンチとゴミ箱だけは旧駅からの流用品で、新しい仮ホームで異彩を放っていた。



今回徘徊した紀伊中ノ島駅・紀和駅・水軒駅には2000年8月にも訪れているのだが、たった5年半でこんなに変わってしまうとは驚きである。特に紀和駅駅舎が取り壊されていたのには、大きなショックを受けた。昔は本家和歌山駅だったのが、駅舎が解体されるに当たって何ら話題にも上らなかったのだから・・・。
 



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