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大阪市外周気まぐれ列車
Vol.2:蒲生四丁目〜鴫野〜放出〜深江橋〜鶴橋〜南巽〜平野〜天王寺/大阪阿部野橋
(歩いてばかりの市外周)

大阪城公園でひと休み
大阪城公園でひと休み

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2003年3月8日(土)

大阪市外周気まぐれ列車は、前回の第1回行程で大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の蒲生四丁目に到達し、中断している。
地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南行き電車から蒲生四丁目駅ホームに降り立ち、中断地点としていた公衆電話機を撫でて、大阪市外周は約4ヶ月振りの再開となった。今日は朝からちょっとした用事を済ましてきたので、既に時計の針は11時半を回っている。
階段を上って地上に出ると、国道1号線が折れる蒲生四丁目交差点で、さすがにクルマの交通量が多くて賑やかである。まずは、ここからJR学研都市線の鴫野まで徒歩連絡。
今年は、3月になっても厳しい朝夕の冷え込みが続いているのだが、陽射しには幾分春の気配が感じられる。しかし今日は冷たい風が吹いていて、『北風と太陽』という寓話を思い出すような天候である。

蒲生四丁目交差点から、市道大阪環状線を南へ歩いていく。クルマが多くて空気が汚く、どこにでもあるような風景が続いているので面白くない。と、市道に面する工事現場から工事車両が出てきて、歩道を塞いでいるのに行き当たった。どうやら市道に出たいらしいのだが、途切れることなくクルマが通っているので出られないらしい。とはいえ、歩道を塞いで良い理由などないので、チャリンコに跨ったおばちゃんが工事車両の誘導員にクレームをつけている。如何にも大阪らしい光景なのだが、明らかに誘導員が下手ぴぃすぎる。私も遠巻きに、迷惑だよという視線を送りつつ待つ。(^_^;)
10名ほどがイライラしながら3分ほど待ち、やっと歩道がクリアになって歩き出したら、反対側には20名ぐらいが待っていたようで、すれ違うのにまたイライラ。

やがて上り坂に差し掛かり、寝屋川を渡る。水の都 大阪らしい光景であるが、冷たい風が吹き付けていて非常に寒い。背中を丸めて足早に歩いていると、どこかから犬の鳴き声が聞こえる。ふと道路沿いの店舗に目をやると、ガラス戸の内側で某電気メーカーのCMに出てくるような犬が跳ね回りながら吼えていた。どうやら機嫌が悪そうなので、あまり相手することなく再び歩き出すと、道路の中央が工事区間になった。年度末の掘り起こしか?と思ったが、地下鉄工事中という看板が目に入る。どうやら、大阪市営地下鉄8号線の工事らしい。クルマの交通量は多い市道大阪環状線だが、さて地下鉄を走らせてどれほど利用者があるものだろうか、開通したらまた乗りに来ようと思う。

蒲生四丁目から歩くこと約15分。学研都市線のガードをくぐって鴫野駅にたどり着いた。
ここからは学研都市線で東へ向かう。改札を抜けてホームへ上がってみると、12時02分発の普通電車が発車した直後。仕方なくホームで一服点けながら待つが、寒風が吹き付ける高架ホームは、陽射しがあってもかなり寒い。

漸く、12時17分発の松井山手行き普通電車がやってきた。改めて書き記すまでもない207系7連で、車内は思ったより混んでいてさらりと座席が埋まっている。例によって、運転士直後に陣取って前面展望を楽しむが、左にカーブを切りつつ高架橋から地平に駆け下りた放出で下車。冷えた身体が暖まる暇もなかったが、このまま乗っていると東大阪市へ出てしまう。



さて、大阪府外周Vol.5でも訪れた放出駅だが、いつの間にか立派な橋上駅に生まれ変わっていて驚く。以前は駅の北側にしか出口がなく、かなり遠回りして学研都市線の線路を越えたのだが、橋上駅になったため南へ出ることが出来るのはありがたい。南口へ出てみると、まだ駅前にはタクシー乗り場のロータリーが設置されているだけで、ひっそりしている。そのうち、駐輪場やコンビニなどが整備されていくことだろう。何しろ放出は、近い将来 外環状線で新大阪と直結される計画もあるのだから。

さてここからは、大阪府外周Vol.5と同様に地下鉄中央線の深江橋まで徒歩連絡となっている。前回は、学研都市線の線路を越えるために、クルマの通行量が多い国道479号線を歩いたのだが、今回は橋上駅舎のお蔭で国道へ出る手間がなくなっているので、裏道を歩くことにする。
第二寝屋川に架かる小さな橋を渡ると、如何にも大阪の下町らしい道が続いていた。国道を走るクルマの音が微かに聞こえるが、他には物音ひとつしない。道自体が広くないので、風もそれほど強くなく、1本裏道に入るだけでずいぶん印象が異なるものである。
そんな裏道を15分ほど歩くと、阪神高速東大阪線のガードが覆い被さる国道308号線に行き当たった。さすがにクルマが多くて、先ほどの静けさが嘘のよう。

地下鉄中央線の深江橋駅は、国道479号線が国道308号線に行き当たる深江橋交差点の下にあるのだが、国道308号線の歩道にエレベーターのみの入り口を発見して、国道の喧騒から逃れるように地下へ降りた。

深江橋からは、地下鉄中央線で西へと向かう。地下鉄中央線は近鉄東大阪線と相互乗り入れを行っており、12時44分発のコスモスクエア行きには近鉄7000系が充当されていた。

近鉄7000系のVVVF音を楽しみながら、たった2駅間乗車しただけの森ノ宮で下車。地上へ上がると大阪城公園の入り口で、遠くに天守閣の雄姿が見える。天守閣まで行くつもりはないが、公園内の噴水広場まで歩いてみる。と、噴水広場の横に売店を発見。昼食がまだだったのを思い出し、広場のベンチに空きがあるのを確認してから食料を調達。柔らかい陽射しを受けながら、ベンチに腰掛けて貪る。
行き交う人も少なくて、噴水広場には静かな時間が流れている。だた多くの鳩だけが、あっちへ行ったりこっちへ来たりと忙しい。

あまりにも気持ちが良いので、このまま昼寝を楽しみたくなってくるが、一服点けたところで再び行程に戻ることにする。大阪城公園を出ると、すぐ正面に大阪環状線の森ノ宮駅がある。大阪城公園駅が出来るまでは、森ノ宮駅が大阪城の最寄り駅であり、近鉄バファローズの準本拠地であった日生球場も隣接していたという記憶が微かに残っている。



森ノ宮からは13時49分発の外回り天王寺行きに乗車。大阪環状線は相変わらず乗車率が高いのに感心したりしているうちに、高架橋の上をのんびり2駅走って鶴橋に到着。近鉄との乗換駅である鶴橋は、常に人の行き来が激しい駅で落ち着かない。いつもは近鉄乗り換え改札を通るのだが、今日は地平の改札を通ってガード下に出る。

鶴橋駅近辺には、狭い道が入り組んでいて商店街もあるのだが、ちょっと賑やかすぎるので徘徊するのはパスし、早々に地下鉄千日前線の駅へ降りた。

14時03分発の南巽行きに乗車。千日前線は全車両が新20系列の25系に統一されているので、鉄的にはあまり面白くないが、御堂筋線では10連で走っている新20系が4連で走っているのはユーモラスな姿だ。ところが車内は悲しいほど閑散としており、4連でも長いと思えるぐらいしか乗っていない。暫く近鉄大阪線の真下を走り、今里を過ぎると東大阪市に出る直前で右にカーブし、ちょこまかと停まりつつ走って、あっけなく終点の南巽に到着した。

地上へ出てみると、国道479号線が通ってはいるが、これといった市街地でもない。終点にしてはあまりにも中途半端で、このまま南へ2kmほど延伸して谷町線の平野に接続すればいいのにと思う。せめて1kmほど延伸し、JR大和路線の平野に接続出来ないものか。そうすれば、もう少しは乗ってもらえると思うのだが・・・。

そのJR平野駅へ向けて、国道479号線を南へ歩く。相変わらず陽射しは心地良いが、冷たい風が強くなってきた。この辺りの国道479号線は、通行量はそれほど多くない。そのため走っているクルマの速度は相当なものだ。
ゆっくり歩いていると寒いので、ちょっと早足になる。と、前方にJR大和路線の路盤が見えてきたところで、国道は地下トンネルでアンダークロスするようだ。地下にもぐる前に脇道へ入り、線路沿いに暫く歩くとJR平野駅が見えてきた。平野駅も橋上駅になっており、北側に当たるこちら側は住宅地が広がっていて、非常に静かである。

続いて、14時53分発のJR難波行き普通電車に乗車。こちらの乗車率はなかなか高く、立つ人も多い。右に百済の貨物ターミナルを眺めながら高架橋へと駆け上がって、東部市場前に停車。高架複線の両側に簡素な狭いホームが設置された新設駅だが、利用者は多いようで乗降ともかなりの人数が認められた。
暫く高架橋上を走っていたが、徐々に地平へ降りて阪和線をアンダークロスし、掘割にある天王寺駅17番ホームに到着した。

天王寺駅はJRにおけるミナミのターミナルであるが、阪和線にも大阪環状線直通列車が増えたので、以前ほどターミナルらしくはない。とはいえ、地下鉄・近鉄・阪堺との乗換駅なので、コンコースを行き交う人は非常に多い。
喧騒から逃れるように あべの近鉄前交差点の歩道橋へ上がると、遠くに通天閣が見える。大阪城天守閣と並び、大阪を象徴する建造物である。高さは東京タワーなどには遠く及ばないが、こっちの方がカッコイイと思う。

さて、この歩道橋は近鉄百貨店に繋がっている。そして、近鉄百貨店の1階に近鉄南大阪線の起点である大阪阿部野橋駅がある。大阪阿部野橋駅も、JR天王寺駅に負けず劣らず多くの人が行き交っている。



ここからの外周ルートは、近鉄南大阪線で針中野まで行き、駒川中野まで歩いて地下鉄谷町線に乗車することとなっているのだが、今日は電車に乗っている時間の数倍歩いたこともあって少々疲れ気味なので、続きは次回にしようと思う。
大阪阿部野橋駅改札前のジューススタンドを中断地点と定め、次回はここから再開する。
 

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