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大阪府を皮切りに、滋賀県,奈良県,兵庫県,京都市と、近畿各地に走らせてきたTTTの外周気まぐれ列車も、今回の大阪市外周が最終列車となる。 私自身、最近は乗りつぶしに注力していて、前回の京都市外周から5ヶ月も開いてしまったのだが、久々に電車王国の元気な電車たちをチョコマカ乗り継ぐのは楽しみでもある。 2002年11月2日(土) これまでになく気を引き締めて、出発地点である大阪市の代表駅、JR大阪駅前に立った。とはいえ、自販機のジュースでささやかに出発式を行うのは変わらず。 昨夜雨を降らせた低気圧が東の海上へ去り、冬型の気圧配置になっているようで、首筋に差し込む北風が冷たい。 いよいよ大阪市外周気まぐれ列車の出発なのだが、いきなりTTT外周シリーズ恒例(?)の徒歩連絡で、阪急梅田駅へ向かう。この徒歩連絡は、TTT外周シリーズ第1弾の大阪府外周気まぐれ列車でも行ったので、今回は趣向を変えて南側から攻め入るとしよう。 探偵ナイトスクープのロケ地としても有名な大阪駅前広場は、相変らず行き交う人が多くて活気に溢れている。横断歩道を渡って阪急エリアに入っても人が多い。阪急百貨店と阪急梅田駅を結ぶ長いムービングウォークに乗り、長いエスカレーターを上れば阪急梅田駅コンコースに行き着く。10面9線の頭端式ホームが並ぶ広大なターミナルは、いつ見ても壮観である。 まず乗車するのは、9時55分発の京都線高槻市行き普通電車。3号線ホームを先頭車の方へ向かって歩いて行くと、階段の陰に行き先表示板が置かれているのに気付いた。今では行き先表示機(幕)が主流となったが、まだこのような行き先表示板が現役で使われることもある。 発車メロディに送られて定刻に梅田駅ホームを離れると、ビルの合間をのんびりと走り出す。ポイントを渡り終わり、左カーブが終わると、脱兎のごとく加速を始めた。 十三までは三複線で、阪急の威厳を感じる区間である。途中の中津駅は、京都線にはホームがないので、我が普通電車も通過。長いトラス橋で淀川を渡り、十三に到着。十三を出ると、右へカーブを切って神戸線/宝塚線と別れ、南方に到着した。 阪急南方駅。相対式2面ホームの地平駅だが、上下ホーム各々に改札があって、改札を出たところに踏切が設置されているという古めかしい駅だ。高速道路の高架橋やビルが立ち並ぶ中で、ひっそりと佇む南方駅は、なかなかいい雰囲気を醸し出している。とはいえ、ホームには冷暖房完備の待合室や売店も設置されていて、さすがに地方の小駅とは一線を隔している。 さて、南方駅に到着する直前に新御堂(R423)をアンダークロスしたのだが、この高架橋には地下鉄御堂筋線が併設されており、阪急南方駅に隣接して地下鉄御堂筋線の西中島南方駅がある。地下鉄御堂筋線は中津付近で地上に顔を出し、この辺りは高架区間となっているのだ。 南方駅から西中島南方駅は歩いて2分も掛からない。交通量は多いし、目に入ってくる建物はビルばかりなので、さっさと行程を進めることとする。 改札を抜けて階段を登ると、相対式ホームに出る。にしても、西中島南方の駅名標を見ると西なんか南なんか中なんかハッキリせいっ!と言いたくなってしまう。(^_^;) 冷たい風に絶えながら暫く待っていると、10時09分発の電車がやってきたが、これは次の新大阪止まりなので見送り、10時13分発の千里中央行きに乗車。密かにポールスター(北大阪急行8000系)を期待していたのだが、やってきたのはパワー・オブ・ガス号だった。といっても、決してガスタービン車などではなく、大阪ガスがスポンサーとなっている編成丸ごと広告電車で、側面は床暖房をイメージしたのだろう木目が描かれているので、仲間内では木造車などと呼んでいる。(^_^;) 左右に新御堂を走るクルマを眺めながら走り、新大阪に停車。さすがに新幹線とJR京都線との乗換駅なので、乗降が多い。次の東三国で下車。左右に壁がない島式ホームなので、寒風に直接晒されており、思わず首をすくめる。 と、ホームに11月11日から導入される女性専用車の乗車位置案内が描かれているのに気が付いた。関西ではJR西日本が始めた女性専用車は、京阪/阪急も導入し、大阪市営地下鉄でも導入されることとなったのだ。 さて、ここからはJR京都線の東淀川まで徒歩連絡になっているので、階段を下りようとしたのだが、不意に自由の女神が視界に入って驚く。大阪には意味不明な広告塔が多い。 改札を抜け、歩道橋を兼ねている通路を通って地平に降りると、やはり交通量が多くて賑やかだが、横道に入ると大阪の下町の雰囲気が漂っていて落ち着く。 暫く歩くと、東淀川の駅前商店街に入り、更に下町の雰囲気が濃くなる。通行人も多くて活気に溢れており、精米機が忙しく動いている昔ながらの米屋を見つけて嬉しくなったりもする。 商店街を抜けると、いきなり視界が開けて東淀川駅に行き着く。東三国からは8分ほどしか掛かっておらず、意外と近かった。 改札を抜け、地下道を通ってJR京都線の下りホームへ向かう。この地下道は自由通路を兼ねており、間に柵が設置されている。駅のすぐ北側に踏切があるが、JR京都線は列車本数が多いので、ラッシュ時などは開かずの踏切になってしまうのだろう。 さて、東淀川駅は新快速が最も低速で通過する駅として有名(?)なのであるが、ホームからは既に巨大な新大阪駅の建物が横たわっているのが見える。 10時36分発の新三田行き普通電車に乗車。例によってレア車205系を期待していたのだが、当然のように201系がやってきた。車窓を楽しむ間もなく新大阪に到着。 相変らず、新大阪駅はコンコースを行き交う人が多い。雑踏を避けるように東口を出ると、普段は静かな東口なのに今日はフリーマーケットが開催されていて、こちらも賑やか。 ここから、再び阪急京都線の崇禅寺駅まで徒歩連絡。 新大阪は新幹線とともに発展してきた街である。辺りには数多くのビルが立ち並び、出張族相手に商売するビジネスホテルも多く目に付く。広い通りを1本渡るとビルは少なくなって住宅地になるが、やはり新しい家が多い。 駅名の由来になっている崇禅寺に立ち寄ってみる。さすがに寺の周りは年季の入った住宅が多いが、寺自体は本堂の障子の外にガラスが張られていたりする。 昔懐かしい文化住宅を眺めたりしながらのんびり歩き、新大阪から20分ほどで阪急崇禅寺駅に到着。 崇禅寺駅は、1時間ほど前に下車した南方の隣駅である。南方で降りずそのまま乗っていれば・・・というのは、外周の旅を否定することになるので止す。 11時13分発の北千里行き普通電車に乗車し、次の淡路で下車。淡路駅は京都線と千里線が交差するジャンクションで、各々に直通運転の列車が設定されているし、千里線と相互直通運転している地下鉄堺筋線の電車も姿を見せ、なかなか賑やかである。 降りたホームの向い側には、天下茶屋発高槻市行き普通電車(大阪市営地下鉄からの乗り入れ車)が停車しており、相互接続が取られる。なお、この市交車輌は引退が近いと噂されている60系で、しかもトップナンバー編成である。眺めていると乗りたくなってしまって困るが、今日は乗るわけにいかない。後ろ髪を引かれるような思いで、地下道を通って天下茶屋方面行きホームへ移動する。 ホームに上がってみると、11時18分発の天下茶屋行き普通電車が停車していた。市交60系なら良かったのだが、残念ながら(?)阪急5300系。 梅田行き普通電車が先に発車し、ポイントが切り換わって出発信号機に進行が現示されるのを待って、おもむろに発車。 ポイントを渡ってキツイ左カーブで京都線と分かれると、のんびり走って柴島に停車。関西人なら誰でも読めるだろうが、これはくにじまと読む。 柴島を出て淀川を渡ると、地下に潜って天神橋筋六丁目に到着。電車はこのまま大阪市営地下鉄堺筋線に乗り入れて天下茶屋まで向かうが、乗務員はここで交代する。 天神橋筋六丁目、地元民には天六(てんろく)で通じる。ここからの外周ルートは地下鉄谷町線。連絡通路を通ってホームに降りると、ちょうど電車が停車していたのだが、次の都島止まりであったため見送る。 次の大日行き電車を待ってる間、閑散としたホームを観察。駅名標は、漢字/かな/ローマ字とも長ったらしいし、6-chomeなどと書いて外国人が理解出来るもんかいなぁ?と思ったりもする。 そうこうしていると、11時34分発の大日行きが入線してきた。谷町線には30系というベテランが活躍中なので、密かに期待していたのだが、残念ながら(?)新20系列の22系。どうも今日は、期待が叶わない日である。 地下鉄なので景色がない。特に谷町線は、大阪市営地下鉄で最も長い路線である上、八尾南付近のホンの少しを除いてずっと地下を走るので、乗りつぶし派にとってもしんどい路線である。私も、何回かに分けて徐々に踏破区間を伸ばしてはいるのだが、踏破区間は野江内代〜天王寺でしかない。野江内代を過ぎて未踏破区間に入り、千林大宮で下車する。次の太子橋今市は、駅の中ほどで守口市に出てしまうのだ。 にしても、谷町線は複合駅名が多い。野江内代-関目高殿-千林大宮-太子橋今市の4駅連続などは、駅名を憶えるのがイヤになるほどだ。 千林大宮の改札を抜けて地上に出てみれば、商店街の真っ只中。何年か前に探偵ナイトスクープで取り上げられたこともある千林商店街である。アーケードに覆われた決して広くはない道が続く商店街だが、行き交う人は多くて活気に溢れている。そんな商店街を10分ほど歩いていると、不意に京阪本線の千林駅が姿を現した。 とはいえ、そろそろお昼時なので、電車に乗る前に駅近くの中華飯店で昼食タイムとする。チャーハンとラーメンのセットで満腹となったが、店が賑やかすぎるので近くのゲーセンに移動して一服点ける。と、なんと懐かしい電Go!2-3000番台が現役で稼動しているではないか! いそいそと運転席に着席し、100円硬貨を投入。で、(電PROには採用されていないので)久々となるJR神戸線(大阪〜神戸)の201系を選択。 いやぁ!懐かしいやん♪とか思いながら転がし始めたのだが、ブレーキの感覚を完全に忘れており、塚本からしてメロメロ状態で、立花では1mショート→再加速減点で持ち時間2秒に! その後は何とか持ち直し、恥ずかしい得点ながらも無事に神戸まで全区間走破。そうそ、六甲道停車後に出現する連結ボーナスゲームも、むっちゃ懐かしかった。(^_^;) 電Go!2-3000番台はそうそう出来る機会はないのだが、いつまでも寄り道している訳にはいかないので外周の行程に戻る。 千林からは京阪で京橋へ向かう。この辺りの京阪本線は方向別複々線で、普通電車しか停車しない千林駅には、外側のB線(緩行線)にしかホームがない。 12時52分発の淀屋橋行き普通電車に乗車。短い駅間を忙しなく走って京橋に到着。どういう訳か、ここで淀屋橋行き急行に先を譲るらしい。急行も京橋からは各駅に停車するのだから、さっさと逃げ切っちゃえば良いのにとも思う。 #後から冷静に考えれば、そうすると淀屋橋の入線がややこしくなるのに思い至った。 地平に降り、京阪の改札を抜けて、地下鉄長堀鶴見緑地線への連絡通路を歩くと、コムズガーデンという広場に出る。ここで一服点けてから、長堀鶴見緑地線の改札を抜け、ホームに降りる。長堀鶴見緑地線は、大阪市営地下鉄で最も新しい路線なので、ホームはかなり深い位置にある。また、接近/発車メロディはお洒落だし、各駅の雰囲気も他の路線とはずいぶんと異なり、良い意味でも悪い意味でも大阪市営地下鉄らしくないと感じる。待つこと暫し、13時08分発の門真南行き電車が入線。小ぶりなリニアモーターカー(違)である。 VVVFの唸りも勇ましく走り出すが、すぐに蒲生四丁目に到着。外周ルートは、ここからJR学研都市線の鴫野へ徒歩連絡となっているのだが、その前に鶴見緑地駅までの補足往復があるので、そのまま乗車を続ける。 地下鉄なので景色はないが、運転席直後の小窓から前方を見ていると、アップダウンやカーブが多くて楽しい。小ぶりなリニアモーターカー(違)なので、トンネルの断面は他の路線より小さい。 鶴見緑地に到着。このまま乗っていると門真市に出てしまうので下車する。ホームから階段を上るとすぐに改札がある。どうせここからまた階段だろうと思っていたのだが、目前に外の景色が広がっていて驚く。駅の入り口は周辺から少し掘り下げてあるのだが、さすがにこの辺りまで来ると地下の構造物が少ないからか、長堀鶴見緑地線も意外と浅いところを走っているのだった。 鶴見緑地は、1990年に開催された大阪花の博覧会(=花博)の舞台になったところで、花博の跡地は緑地公園として整備されている。北大阪急行にも緑地公園駅があって紛らわしいが、あちらは服部緑地の公園である。と、可愛いバスがやってきた。大阪市交通局が走らせている100円バスで、赤バスと呼ばれて親しまれている。 花博通りを渡ると公園の入り口だ。風は相変らず冷たいが、時折顔を出す陽光は暖かいので、公園内部を徘徊してみる。 命の塔と名付けられた展望塔を見付け、上ってみる。入場料は200円で、高速エレベーターで地上60mにある展望エリアまで一直線。ところが、展望エリアは柱が多くて眺望は決してよろしくない。ま、大阪市中心部のビル群や生駒山を眺められただけでも、よしとしよう。景色は5分も見れば充分なので、そそくさと地上へ戻ってきた。 さて、この公園には守口市との市境があるので、注意して歩かないと守口市に出てしまう。大池では水鳥が長閑に泳いでいたり、花壇にはコスモスが満開だ。遠くに見える風車まで行ってみるとしよう。 園内には怪しげなバスも走っているが、これは無視。自然体験観察園に入ってしばらく歩くと、道端に綺麗な渓流が流れているのに気付く。人工でも、ここまで自然に近い状態で作られていると、なかなか良いものである。 樹木に囲まれた階段や上り坂を歩いていると、不意に視界が開けて風車が姿を見せる。遠くからでは解らなかったが、風車の足元には真っ赤な花が満開で、まるで絨毯を広げたよう・・・。とても、ここが大阪市内だとは思えない風景だった。 鶴見緑地駅へ戻り、外周ルートを進めようとしたのだが、この時点で私にとって長堀鶴見緑地線の未踏破区間は鶴見緑地〜門真南の1駅間だけになっていたので、暫し外周を中断して門真南へ寄り道。 門真南発14時48分の大正行き電車に乗車し、鶴見緑地から外周を再開して蒲生四丁目まで戻ってきた。 ここからの外周ルートは、JR学研都市線の鴫野まで歩くこととなっているのだが、日の短い季節になって15時を回っては太陽は大きく西へ傾いており、鶴見緑地を歩き回って少々疲れ気味なので、今日はここまでとしよう。 蒲生四丁目駅ホームにあった緑の公衆電話を中断地点と定め、次回はここから再開する。 |