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丹波路快速&播但線103系+α

2000年3月ダイヤ改正で登場した丹波路快速。
2000年3月ダイヤ改正で登場した丹波路快速。

注:例によって、赤文字部分をクリックすると新しいウインドウを開いて写真を表示します。

TTTでは、8月13日に山口県で開催されました「Hyper Train Network」主催のオフ会に参加するにあたり、交通費節約のために青春18切符を利用し、帰途に8月13日小倉発の臨時夜行快速『ムーンライト九州』に乗車する事とした。
せっかく青春18切符を利用するのだから、『ムーンライト九州』の大阪駅到着時刻である6時26分以降の時間を有効に活用すべく、以前より計画していた取材を敢行した。



2000年8月13日(日)


この日開催された「Hyper Train Network」主催のオフ会は、大成功のうちに無事に終了。小倉駅前の居酒屋で解散となった。私は今宵も「ムーンライト九州」(今度は上り)で一夜を明かすのだが、山口県在住のまつやまさんと磯風さんも同列車を厚狭まで利用されるとの事。オフ会の参加者に見送られて、「ムーンライト九州」は小倉を発車した。

前日の下り「ムーンライト九州」に比べると、少し乗客は少ないようで、まつやまさんと磯風さんは編成最前部の展望室に席を見つけられたらしい。
指定券を携えている私は、指定された座席に身を委ねる。車内改札を待っていようかとも思ったが、前日の寝不足と、少量ながらもアルコールが入っているので、門司を発車する頃には心地よく眠りに落ちた。
ちょっとした会話と視線が気になって目が覚めると、通路にまつやまさんと磯風さんの姿が見えた。もうすぐ厚狭で、下車の挨拶に来られたとの事。お礼と再会の約束をして見送る。

厚狭を出ると車内が減光され、その後ようやく車掌が車内改札にやってきた。指定券をチェックしてもらうと共に、青春18切符に8月14日の日付を捺印してもらう。

その後は、また前日と同様に眠ったり目が覚めたりを繰り返す・・・。




8月14日(月)


空が薄明るくなってきた姫路到着直前に目が覚めた。
姫路を発車すると、しばらく新幹線の高架橋と併走するのだが、その高架橋上に軌道作業車を発見! 初めて目にしたのだが、カメラもデジカメもカバンに仕舞いこんでいたので撮影できず残念。
サンライズ瀬戸&出雲とのすれ違いを確認して、再びウトウトする。明石/神戸/三ノ宮と停車し、見慣れた221系や201系が今日も元気に頑張っているのを眺める。まだ新快速が走る時間ではないので、223系の姿は見られず。

6時26分。ムーンライト九州は、定刻に大阪駅9番ホームに到着した。8分ほど停車するので、下車してから撮影に勤しんでいると、隣の8番ホームにカナリアイエローの高槻行き103系普通電車が到着した。今やラッシュ時に応援で走るのみとなった本線103系も撮影したのは言うまでもない。


大阪近辺を個人的な用事で徘徊し、8時40分頃に大阪駅へ戻ってきた。取り敢えず、オフ会でお世話になった「Hyper Train Network」のメンバーに帰着報告&お礼のTELを入れる。今から思えば、朝から叩き起こしてしまったかもしれず、申し訳なく思う。

そして、大阪発9時25分の丹波路快速に乗車すべく大阪駅2番ホームへ足を運ぶ。和歌山駅にあった221系快速の宣伝看板と同様の丹波路快速宣伝看板がホーム上屋からぶら下がっている。
丹波路快速とは、今年の3月に行われたダイヤ改正で登場した福知山線の221系快速を指すのだが、1本/hでは先輩の大和路快速や紀州路快速のように、改めたネーミングは必要なかったのでは?と思わないでもない。編成も4連なので、大阪発車の段階で乗車率は90%程度。しかし篠山口までは、尼崎を除いて降りていく一方だと推測されるので、阪和線の221系4連快速ほどの混雑はないだろう。

さて、このあとの行程には、大阪府在住のサヴウェイセンターラインさんが同行してくれる事となった。久々の夜行連泊明けで疲れ気味な身には、同行者がいる方が心強い。

多くの乗客を乗せて発車した丹波路快速だが、どうも行楽客が多いように見受けられる。用務客は立たせておいても良いと思わないでもないが、行楽客は出来れば座らせてやりたいところ。土休日や多客期は増結などの対応が望まれる。
尼崎から福知山線に入っていく。複線電化となり尼崎駅の配線が変わってしまったので、以前の福知山線を思い出そうとしてみたが、私が前回福知山線に乗車したのはあまりにも昔の事で、また変貌が鮮やかすぎたので思い起こすことができなかった。
先行の普通電車を突付いているような感じで、減速信号に則って70km/h程度で流していたのだが、川西池田で緩急接続。普通が7連で快速が4連というのはおかしい!などと、思わず口に出る。

宝塚に停車すると、運転士は客室との仕切幕を下ろす。ここからは長大トンネルでショートカットした区間に入るのだ。以前は武庫川沿いをウネウネと走っていたのであるが、この新線建設と電化完成で福知山線の高速化が達成された。その代償として、風光明媚な車窓は奪われたのであるが、一部の廃線跡はハイキングコースになっているらしく、廃トンネルを歩こう!という企画のウォーキングも開催されている。もちろん、懐中電灯は必携との事らしいが・・・。

221系丹波路快速は、推定100km/hで長大トンネルを突っ切って、西宮名塩/三田と停車する。三田で再び、運転席後方の幕が上がった。辺りは日本の田舎そのものの風景が広がっている。
快走を続けてきた丹波路快速も、ここからは各駅に停車する。田舎の風景に207系は似合わないが、221系は意外と似合うと思う。とはいえ、207系もスプリングポイントをガシャガシャ言わせて走っているのは、5月に確認済みなのではあるが・・・。

大阪から64分で篠山口に到着。篠山口も近くなったものだと思う。
昔はDD51牽引の旧式客車が走っていたんだよ、それも浜田行きとか・・・。とサヴさんに話してみたが、信じてもらえたかどうか。(^_^;)


篠山口では6分の接続で117系普通に乗り換える。221系の進出で、117系がますます山奥へ押し込められた感じだが、意外と勾配の多い区間に向いた走行性能なので、良い活躍の場を与えられているのかもしれない。「俺はこんなローカルを走るために生まれてきたんじゃない!」という117系の文句も聞かれそうではあるのだが・・・。

福知山では、45分ほどのインターバル。
北近畿丹後鉄道見慣れぬ怪しげな車輌や、113系改造先頭車などの撮影に精を出す。陽射しは弱いものの非常に蒸し暑いので、自販機のアイスクリームで涼を取ったりして過ごす。

さて、次に乗車するのは山陰本線の普通電車。何が来るかと待ち構えていると、デカ目の113系だった。
福知山を発車すると、次の上川口で18分もの長時間停車。臨時列車の運転に合わせて、時刻変更がされている旨の説明が、車掌からある。ホームに降りて待っていると。福知山方面から183系の臨時特急きのさき81号がやってきて停車。そして、和田山方面から183系のこちらは定期の特急北近畿8号がやってきて通過。我が普通電車は、きのさき81号の発車を見送り、更に閉塞が開くのを待って発車した。

辺りの景色は、既に中国地方に入っている。なだらかな山並みと、狭い平地に水田が広がり、緑だらけの風景に睡魔が襲ってくる・・・。

和田山に到着。ここでのインターバルは30分だが、そろそろ昼飯時という事で駅弁を仕入れ、発車前の播但線キハ40形気動車の車中でエネルギー充填。私はDCT−65190さんから情報を戴いた「モー牛牛(ぎゅうぎゅう)づめ」を食べてみたのだが、但馬牛の一口ステーキが柔らかくて、非常に美味かった。

さて、乗車しているキハ40形の相方は先頭車改造が施されたキハ41形(都合2連)で、なかなかユーモラスな顔だ。塗色も播但線色とも言うべきカラーで、103系3500番台と同色。私的にはお洒落な色だと思うが、色褪せが早いのが欠点だ。

私が以前、播但線に乗った時には50系客車が健在で、なかなか楽しい旅が出来たという記憶があるのだが、今はもう望むべくもない。播但線の気動車は、山陰本線の上り電車の遅れ接続を待って、約10分遅れて発車した。エンジンが換装されたキハ40形2000番台は、力強く勾配を登って行く。
遅れた影響で、本来は生野でこちらが待って交換するはずの特急はまかぜ3号は、既に生野に停車していた。ちょっと申し訳ないが、発車もこちらが先になった。
生野の停車時間が省けたのも大きく、終着の寺前には定時に到着できた。すぐ接続して発車する姫路行の103系電車は、ホーム向かい側で待っていた。
これに乗っても、あとの行程がダブつくだけなので、次の電車に乗ることにして寺前駅を観察する。

いま降り立ったホームは、気動車が停まるホームなのでそのままだが、向かい側の電車が停まるホームは嵩上げされていて、ホームの左右で高さが異なる。躓いて転ばないようにという配慮なのだろう、ホームの真ん中に柵が設置されていて段差を示す表示もある。

改札口に隣接するホームには、夕ラッシュ対応の車輌が停車していた。トップナンバー編成にしては色褪せがないと思ったら、どうやら検査に入った時に塗り直されたみたい・・・。

跨線橋には、「1日8155本の列車すべての正確な運行に努める」というJR西日本のポスターを発見。正確な運行はもちろん大事だと思うが、私的にはJR西日本へは快適に乗車できる輸送環境(編成両数)の整備を希望する。


寺前から103系3500番台に乗車。姫路まで前面展望カブリツキを楽しむのだが、ワンマン対応新装された運転台は、103系とは思えないほどキレイで印象が異なる。また、2両編成の103系はオールM車なので加速が鋭い。80km/hはおろか100km/hまでもがスムーズで、単線で路盤がよろしいとはお世辞にも言えない播但線では恐くさえ感じる。
また、高速域の電制の効きが良いので、減速を開始する時にはドカンと制動が掛かる。乗り心地が良いとはとても言えないが、105系みたくコトコト走られるよりは、こちらの方が交通機関としては優れていると思う。

103系らしくないかもしれない103系3500番台の快走(怪走?)を満喫して姫路に到着。寺前〜姫路って、こんなに近かったっけ?という印象を受けた。


このあとは、山陽本線の兵庫駅に17時すぎに着けば良いのだが、まだ16時なので取り敢えず223系新快速で西明石まで行き、乗車する機会が少ない電車線〜内側線を兵庫まで普通電車でたどってみる事とする。
レア車205系を期待して、西明石16時36分発の高槻行きを選択したのだが207系だった。さすがに始発の普通は空席が多いので、207系のソファのようなシートにゆったりと身を沈める。
野洲行き新快速と同時に発車。加速性能の差で少し先行するが、最高速では勝てないのですぐに抜かれる。明石停車に向けて少しずつ差を詰めるが、こちらがドアを開ける直前に新快速は発車した。
併走する国道2号線は相変わらずの混雑。やがて右側にパールブリッジの威容が見えてきて、その足元に位置する舞子に到着。左を見ると山陽電鉄が併走していて、こちらの方が少し速くて追い越しを掛ける。
新長田近辺は、阪神大震災で最も被害が大きかった地域だが、その復興には目を見張るものがあり、今となっては更地が目に付くぐらいしか痕跡は認められない。震災当時、TVで被害状況を見た時には、復興には相当の歳月が必要と思っていただけに、神戸市と地元企業や地域住民のパワーには頭が下がる思い。

兵庫で降りたのは、言うまでもなく和田岬支線に乗車するため。以前は改造旧式客車のオハフ67などという車輌でDD13のプッシュプル運転が見られたのだが、今はキハ35+キクハ35が走っている。
さて、兵庫駅の山陽本線ホームから階段を降りて地平に出れば、和田岬行きのホームに出るはず・・・だったのだが、いつの間にやら和田岬行きホームは2階に上がっていて、少し戸惑う。そして、以前はなかった中間改札が設置されていた。

鷹取からキハ35+キクハ35の2連が回送されてくる。これが、昼間は全く運転されない和田岬線の午後の一番列車となり、最終まで行ったり来たりするようだ。
和田岬側から車輌を撮影していると、運転士と駅員が談笑しながらやってくる。運転士の手に持たれているもの見て、目を疑った。ついぞ見る機会がなくなってしまった、タブレットのキャリアだ!
昔は、単線区間といえばタブレット閉塞と決まっていたのだが、今ではローカル私鉄でもCTC制御となっていて、タブレットキャリアを見る事はない。しかし、こんな近場にタブレット閉塞が残っていたとは驚きで、新たな発見だった。

キハ35の車内に足を踏み入れると、ホームと反対側のドアが塞がれていて驚くが、昔のオハフ67ほどきしょい事はない。冷房装置がないので窓を開ける。上昇2段式の窓を全開にしていると、「えっ、そうやって開けるんですか?」とサヴさんに聞かれる。確かに今ではユニット窓や1段下降式が主流となったし、なにより冷房が整備されたので窓を開ける機会も少なくなったのだが、103系でも採用されていた上昇2段式窓の開け方を知らない世代と一緒に鉄しているというのも面白く、改めてWebの偉大さを認識した次第。

兵庫駅を発車したキハ35+キクハ35は、のんびりと走り出す。走り出してしまえば、窓から入ってくる風が頬を撫でて心地よい。と、線路際の公園で散歩中の犬に吠えられる。レールファンの犬かもしれず、帰りも注意しておこう。
のんびりのんびり走って、和田岬に到着。昔あった機回し線も剥がされて、1面1線のみの終着駅となっており、駅舎だけが立派なのでいっそうの侘しさを醸し出す。
折り返し列車には乗車せず、発車風景を撮影。自販機のジュースで喉を潤し、駅名標が新しくなっているのに驚いたり、駅舎の中の掲示を見て兵庫駅の中間改札の意味を理解などしているうちに、次の兵庫行きがやってきた。

今度は兵庫まで前面展望を楽しむ。運転台を覗き込んでみると、右側にタブレットキャリアが置いてあるのが見えた。
さて、注目していたレールファンらしき犬は・・・やっぱり吠えていた。(^_^;)


兵庫からは、201系普通電車で神戸まで行き、新快速/関空快速/阪和線普通電車と乗り継いで、実家に戻ってきた。南海高野線の金剛駅近辺に用事があるというサヴさんとは、三国ヶ丘駅で別れた。



2夜行2泊3日という、なかなかハードな行程ではあったが、そのぶん中身も濃くて非常に楽しめた3日間だった。

さて今後のTTT活動予定としては、9月22日頃に「大阪府外周気まぐれ列車」の第2回行程を挙行する事となっておりますので、どうぞお楽しみに!
 



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