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日本のへそ見聞記

漸く立ち寄る機会が持てた日本へそ公園(日本へそ公園駅)
漸く立ち寄る機会が持てた日本へそ公園(日本へそ公園駅)


日本のへそとは諸説あって、我こそは日本のへそであると謳う自治体も数箇所あるようだが、駅名にまでなっているのは兵庫県西脇市の1箇所だけである。この日本のへそは東経135度と北緯35度の交点を指していて、弊サイトで過去に行ってきた旅でも2度ほど通過しているのだが、列車本数が少ないこともあって実地見聞出来ていない。
いつかは現地に降り立ってじっくり見聞したいと思いながら長らく放ったらかしになっていたのだが、鍛冶屋線の廃線跡を徘徊したついでに立ち寄ることとした。



2007年2月24日(土)
鍛冶屋線の廃線跡を取材徘徊した後、カーナビの指示に従って走行して、無事に日本へそ公園駅にたどり着いた。無人駅なのをいいことに、まずはホームへ入ってみる。

狭いホームにベンチが設置されているだけという最低限の設備しかない停留所である。

駅名標は国鉄タイプのものがあって、『「日本のへそ」下車駅』との注記もある。

なぜこの駅が?と思わないでもないが、近畿の駅百選に認定されていて、プレートが誇らしげに飾られている。

では日本のへそへ行ってみよう。駅を出ると、すぐにこのような看板が目に入る。

矢印に従って歩いて行くと、真新しい下りスロープがあって突き当たりにも案内表示がある。

表示に従って左に折れると加古川線をくぐるトンネルがあるのだが、これが大人同士ではすれ違いが不可能なほど狭い。

トンネルを抜けると加古川の川原を見下ろす段丘に出る。日本へそ公園がどの範囲までを指すのかは解らないが、取り敢えず経緯度交差点を観察。

立派な石碑が建っているが、これは地理上特に意味のあるものではなくて・・・

こちらの小さいのが経緯度交差点の石標で、石標の頭に刻まれた十字の中心が正に東経135度00分00秒北緯35度00分00秒という地点(=いわゆる日本のへそ)である。

石標の横には解り易い説明書きがあるので、しっかり読んで勉強しませう。

傍らには精密日時計も設置されていたが、この日は陽光が弱々しくて日時計が指す時刻を読み取ることは出来なかった。



私がこの場所を最初に意識したのは国鉄加古川線に初めて乗った1982年の事である。当時は日本へそ公園などという駅はなく、そもそも公園自体整備されておらず、車窓からススキが生い茂る川原に立っていた『日本のへそ東経135度北緯35度』と記された白っぽい標柱をちらりと見た記憶しかない。
それが、簡素ながらも公園として整備されていて、しかもそれほど俗化されていないというのが嬉しい。ま、公園以外なにがあるという場所でもないし、公共交通機関で来るには加古川線のダイヤがあれでは・・・
という訳で、時間があれば立ち寄ってみてもいいかもしれないが、わざわざここを目当てに行くほどの場所ではないように思った次第である。
 



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