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やまぎんレトロライン乗りつぶし行
(全線踏破達成後新規開業路線第8弾)

やまぎんレトロラインを走るは[潮風号]
やまぎんレトロラインを走るは[潮風号]

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今回のターゲットは今年4月に開業した平成筑豊鉄道門司港観光レトロ線である。元々は国鉄の貨物線だったものを、4〜11月の土休日のみ運転する観光に特化した鉄道として再生したもので、3セクの平成筑豊鉄道が運営している。なお、この路線は開業前から路線名と駅名にネーミングライツを募集し、路線名は「やまぎんレトロライン」と表記されている。



2009年8月29日(土)

朝から色々乗り継いで門司港駅に降り立つ。自宅最寄駅がこんな駅だったら良いのになぁといつも思う立派な駅舎を出て右へ折れて暫く歩くと、やまぎんレトロラインの踏切に行き当たる。3年半前に訪れたときは半ば廃線のような感じだったのが嘘のようである。
さて駅は?と振り返ると、すぐそこにホームが見えているのだが、どうやらここから直線的には行けないらしい。仕方なく少し後戻りして回り込む。どうやら門司港駅では噴水広場がある正面へ出るより、バス・タクシー乗り場のロータリーがある東側へ出た方が良いようだ。
という訳で少々遠回りになったが、やまぎんレトロラインの九州鉄道記念館駅に行き着く。因みにこの駅名もJR九州のネーミングライツによるもので、すぐ傍に九州鉄道記念館が位置している。
駅舎は多くのクルマが停まっている駐車場に面していて、ホームの脇には次の列車を待っているらしい人々が行列を作っている。盛況なのは目出度いことだと思いつつ、入口に立っていた職員さんに切符を示すと、スタンパーを捺してして列に加わるよう指示される。やまぎんレトロラインは観光に特化した鉄道ということもあって、指定券は全国のローソンで予約購入出来る。私も事前に自宅近くのローソンで購入してあったのだ。
待つこと暫し、ホームへ上がるよう案内がある。真新しいホームに立って軌道を見下ろすと、一丁前に地上子が設置されているのに気が付いた。
更に待つこと暫し、2両の小ぶりな機関車がオープンデッキの客車2両を挟み込んだプッシュプルトレインが到着。これが折り返し関門海峡めかり行きとなる(というか、この路線はこの編成のみが行ったり来たりしているだけだが)ので乗車する。

◆ 九州鉄道記念館 13:45発(平成筑豊鉄道門司港観光レトロ線関門海峡めかり行き[潮風号])→関門海峡めかり
オープンデッキの客車と書いたが、実際は貨車に簡易的な座席を設えて屋根を張っただけのものなので、形式記号はトラである。(註:指定券を持っているのに自由席の2号車に乗車しているのは、あまりにも座席が窮屈だったので自由席車両へ逃げたため)
満員の乗客を乗せ、甲高い警笛を鳴らせて発車。ホームで見送る職員さんが満面の笑顔で手を振るのは観光鉄道ならではといった感じ。
今日は日差しが強くて気温も高いのだが、走り出せばオープンデッキなので心地良い潮風が頬を撫でる。[潮風号]とは上手いこと名付けたなと思うと同時に、雨が降ったら大変だろうなとも思う。
ともあれ列車はゴトゴトと音を響かせながらのんびりのんびり走って行く。出光美術館、ノーフォーク広場と停車するが、ほとんど乗降はない。どちらも駅舎がないホームだけの停留所だが、職員さんが1人ずつ出張っていてトランシーバーで連絡を取り合っている。小さな日除けは設置されていたが、ろくすっぽ利用者も居ないのに炎天下で大変だなぁと思う。
ノーフォーク広場を出た列車はトンネルに突っ込む。と、天井に魚の絵が浮かび上がり、同時に歓声も上がる。案内放送によると関門海峡で獲れた魚の魚拓なんだとか。それはともかく、あちこちでフラッシュが発光しているはなんともはや。そう長いトンネルではないが、速度が遅いので結構楽しめる。また、トンネル内の冷気が心地良い。
トンネルを出ると、右にゆるゆるとカーブを切りつつ公園の脇を通って終点の関門海峡めかりに到着。

遊園地の園内列車を髣髴とさせる乗り心地で、なかなか楽しい10分間だった。が、もう一度乗るか?と問われたら、正直言ってわざわざ乗りに来ようとは思わない。今は開業したてで盛況だが、観光に特化した特定目的鉄道としてはリピーターを作ることが非常に重要であり、日本という国ではなかなか大変な事だろうけど、何とか成功しないかなぁと、線路脇に保存展示されているEF30を眺めながら思った。


本日の踏破線区:平成筑豊鉄道門司港観光レトロ線(九州鉄道記念館〜関門海峡めかり)
 



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