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私が日本の鉄道全線踏破を達成したのは2006年5月5日である。当然その後は、新たに開業する路線もフォローしていく事としていたのだが、今般漸く初めての新規開業があった。大阪市営地下鉄今里筋線(今里〜井高野間11.9km)がそれで、開業日は暮れも押し迫った12月24日(日)のこと。 出来れば開業直後のご祝儀相場は避けて乗りたいところだが、全線踏破達成後初めて迎える正月に未踏破路線が残っているというのも気分が悪い。という訳で、仕事納めの翌日である12月29日(金)に、さっさと乗ってしまうことにした。 2006年12月29日(金) 朝10半頃に家を出発し、色々乗り継いで正午前に今里駅に降り立った。今般開業した大阪市営地下鉄今里筋線は、井高野〜湯里六丁目間を結ぶ地下鉄第8号線(森小路大和川線)として計画された路線の一部区間で、現状の終点は今里となっている。 ただ、私が降り立ったのは近鉄の今里駅で、地下鉄の今里駅とは道程で1kmほど離れている。という訳で、お得意の徒歩連絡ミッションを発動させるのだが、まずは高架駅なのに自由通路がなく出入り口は南側のみというパープ○ンな構造の近鉄今里駅に大いなる不満。地下鉄の今里駅はここから北西の方角に位置するので、高架橋に沿って暫く歩いてから高架橋をくぐるという至極不便なルートとなるのだ。 近鉄今里駅の出入り口近辺は商店が立ち並んでいて賑やかだったが、高架橋の北側は住宅が立ち並んでいるだけで酷く静か。今日は朝から冷え込みが厳しく、首筋や耳を叩く寒風に耐えながら早足で歩く。 近鉄今里駅から10分程度で、地下鉄今里駅の6番出入り口に着いた。が、実はここからが一苦労で、自動改札にICOCAをタッチして抜け、階段を下りると千日前線のホームである。千日前線のホームを丸々1本分歩いて、案内表示に従って階段を上がり、右に折れて更に階段を降りて長い連絡通路を延々と歩く。更に階段を降りたところで、漸く島式ホーム1面2線という配線の今里筋線乗り場へと行き着いた。 なんだか乗る前から疲れてしまったような感じだが、今日は初めから久々の乗りつぶしなのに何となく気分が高揚していない。これを乗ればまた乗りつぶすところがなくなってしまうというのもあるし、それよりなにより対象が景色のない地下鉄というのが面白くない。とまぁ文句を言っていても仕方がないので、取り敢えず乗ってしまうとしよう。 今里筋線は長堀鶴見緑地線同様の小ぶりなリニアモーター駆動地下鉄で、大阪らしくない(?)ホームドアが設置されている。そのホームには12時16分発の井高野行きとなる電車が既に発車準備をしていたので、これで井高野まで乗りつぶすとしよう。 ◆ 今里 12:16発(大阪市営地下鉄今里筋線井高野行き)→井高野 さらりと座席が埋まる程度の乗車率で今里駅を発車。平日昼間としてはよく乗っている方だと思うが、客層はといえば手にスタンプラリーの用紙を持った子供連れが多く、また見るからに試し乗りといった感じの乗客もちらほらで、実質の乗車率としては20%にも満たないのではないかと思われる。 ともあれ、真新しいトンネルを快走していくのだが、地下構造物の多い大阪市内に更に1本入り込むのだから、なかなかアップダウンが激しい。 さて、この今里筋線は市内中心部を通らない路線で、関西ローカルのTVニュースでは赤字必至の税金無駄使いなどと言われていたが、多くの駅で他の鉄道路線と連絡していて、採算とは関係なく公共交通ネットワークとしてこういった路線は決して無駄ではないと思う。要は利用者に利用価値を巧く提供出来るかが問題なのであって、苦言を呈するならその辺りがダメダメだという点だろう。 そんなことも考えながら、3年前の春にやった大阪市外周の第2回では、ちょうどこの上を歩いたんだよなぁとか思い出しもする。とかく、地下鉄の乗りつぶしは景色がないので退屈気味になる。運転席のパネル表示されるTASCのB24などという数字にもついつい目が行く。 そんなこんなで、今里から20分強で終点の井高野に到着し、目出度く日本の鉄道全線完乗というタイトルを奪還。 にしても、8分ヘッドというダイヤはあまりにも中途半端で使いづらい。開業直後だというのに時刻表が品切れだったり、仏作って魂入れずではそれこそ税金の無駄使いになってしまう。集合住宅が立ち並ぶ住宅地のド真ん中にあって付近にはコンビニ1店すらない井高野駅を見て、非常に寒くなった。 帰途は、何となく今里筋線には乗りたくなくて、阪急京都線の相川まで歩いて梅田へ出た。 本日の踏破線区:大阪市営地下鉄今里筋線 さて次は、仙台空港鉄道と大モノ彩都線の延長開業・・・ |