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日本の鉄道全線踏破達成が目前に迫っているが、今年になってからキレイに乗りつぶし終わったはずの関西で2本の路線が延長開業した。まるでモグラ叩きのような感じだが、新規開業路線も乗ってしまわねば全線踏破とはならない。 さていつ乗るか?だが、ゴールはそれなりに雰囲気の良い駅で迎えたいので、新規開業路線は先に乗ってしまおうと思う。幸いにして、何れもスルKANで乗れるところだし、日帰りで済む。 2006年4月8日(土) という訳で、近鉄けいはんな線開業から12日目となる土曜日、新たに未踏破区間となった2路線を乗りつぶしに出掛けるとしよう。 まず最初に踏破を目指すのは、近鉄けいはんな線。近鉄なのに京阪な線とはこれ如何に?と突っ込みたくなるが、語源は京阪奈(=京都府・大阪府・奈良県の府県境近辺の意)である。実態としては、東大阪線を学研奈良登美ヶ丘まで8.5km延伸した路線で、元の東大阪線も併せて けいはんな線と称している。 8時半頃に自宅を出、天理駅前の立体駐車場にフリッパーを留め置いて、近鉄天理駅から色々乗り継いで、学園前駅に降り立つ。けいはんな線に乗るなら生駒で乗り換えればいいのだが、けいはんな線の終点である学研奈良登美ヶ丘駅は学園前駅北方約2kmに位置するらしいので、この間を歩こうと思う。と言うのも、けいはんな線には特別運賃が設定されていて高いので、片道分の運賃を節約しようというセコイ魂胆なのである。 学園前駅の北口はバスターミナルとなっていて、学研奈良登美ヶ丘駅へもバスが頻発しているようだ。一瞬、バスで行こうかとも思ったが、天気も良いので初志貫徹。歩道橋でバスターミナルを渡り、北へ向かって伸びる道をひたすら歩く。結構アップダウンがあり、しかも西風が強くていつものペースでは歩けなかったが、約35分で学研奈良登美ヶ丘駅に着いた。 辺りは殆ど更地で、バスが頻発しているバス停近辺を除けばひっそりしていて、特に見て歩くところもなさそう。という訳で、早速乗りつぶしに移ろうと思ったのだが、なんと高架駅なのに入り口正面に改札機が並んでいて自由通路がない。なんともア○な造りだなぁと思いつつ改札を通ろうとすると、自改機にはJスルー・PiTaPa・ICOCAは使えないなどと書いてある。近鉄はPiTaPa未導入だし、地下鉄に直通運転しているからJスルー対応にすると本町辺りでややこしい事になりそうなので解らないでもないが、何となく不便だなぁと思いつつスルKANカードを取り出して入場。ホームに上がってみれば、島式ホーム1面2線という、最小限の設備に押さえてある。けいはんな線は、ここから更に高の原までの延伸が計画されているので、半ばやっつけ仕事で造ったのだろう。 にしては、高架橋が尽きた先には山が立ちはだかっていて、そこに真新しい階段が取り付けてあるのは意図不明だ。どう考えても、延伸するにはトンネルを掘るか切通しにするしかなく、階段は正にトンネルの入り口か切通しのため切り崩す位置にあるのだ。この光景を見ると、どうやらここから先の延伸は実現しないように思う。高の原まで延伸してしまうと、奈良線からこちらに利用客が移ってしまい、長田から先は地下鉄なので実入りが少なくなるという考えもあるのだろう。 とまぁ色々考えさせられる光景だが、何にせよ新規開業の未踏破区間なので現状乗れるところは取り敢えず乗ってしまうしかない。 ◆学研奈良登美ヶ丘(11:13発;近鉄けいはんな線〜大阪市営地下鉄中央線直通コスモスクエア行き)→阿波座 先頭車両の乗客は5名のみという、超閑散状態での発車となった。ガワは見慣れた大阪市営地下鉄の20系車輌だが、けいはんな線延伸に伴って改造されたらしく、これまで以上に元気な走りになっていて驚く。高架橋を暫く走り、切通しを抜けると左の車窓に留置線が何本かあって、7000系電車が1編成憩っているのが見えた。 やがてトンネルに突っ込み、トンネルを抜けたところで学研北生駒に停車。ここでゾロゾロと乗ってくるが、まだ空席も多い。 続いてトンネルに突っ込んで、半地下みたいな白庭駅に停車。ここで更に乗ってきて、立つ人も多いほどの乗車率となる。土曜午前の上りという好条件ではあるが、なかなか乗車率が高くて目出度いこと。 電車は長大トンネルを快走し、右にカーブを切りつつトンネルを抜けると、左に奈良線の東生駒駅が見えて併走状態となり、生駒駅に進入。何度も通ったことがある生駒駅だが、初めてのルートでやってくると別の場所みたいなヘンな感じである。ともあれこれで、近鉄けいはんな線の踏破が完了。 そのまま乗車を続け、地下鉄千日前線〜阪神本線と乗り継いで三宮にやってきた。続いて踏破を目指すのは、神戸新交通ポートライナーの神戸空港延伸線である。 大阪近郊には大阪空港(伊丹)と関西空港があるのだから、今更作る必要などなかったんじゃ?という意見も多い神戸空港。建設に当たっては、神戸市が『関空は遠くて不便だから』とゴリ押ししたのだが、K-JET(関空と神戸K-CATを結んでいた高速航路=神戸市の3セクが運営)を廃止して不便にした張本人が言うことではない。とはいえ、出来てしまったものは仕方がない。空港アクセスのためにポートライナーも延伸されたので、その延伸区間が未踏破となったのだ。 循環運転のみだったポートライナーだが、神戸空港行きと交互に運転されている。13時ちょうど発の神戸空港行き快速に乗車。 ◆三宮(13:00発;神戸新交通神戸空港行き快速)→神戸空港 空港見学らしい家族連れで、ほぼ満員状態での発車となった。ノソノソと高架橋上を走って行くのは以前と同様だが、貿易センター駅とポートターミナル駅を通過するのは妙に快感。 海を渡り、中公園駅に進入するところで、空港延伸に伴って新設された軌道に踏み入れる。以前は南向き一方通行の単線だったところが複線化されており、市民広場を出ると左へ直角カーブを切る本線と別れて未踏破区間に突入。 先端医療センター前を出ると、車窓には更地が多く目に付くようになる。ポートアイランドも、まだこの辺りは埋め立てただけで開発が進んでいない。ポートアイランド南を出ると右にカーブを切り、神戸スカイブリッジと命名された連絡橋で海を渡って空港島に入る。 神戸スカイブリッジを渡り終わると、右に大きくカーブを切って神戸空港駅への進入となる。行き止まりの終点なのに意外と速いスピードでホームへ入ったのでちょっと身構えたが、無事に停車位置に停まってドアが開いた。 決して広くはないホームに降り立つと、乗る人降りる人が入り乱れて収拾がつかない。暫しホームの端で混雑が収まるのを待ってから、階段を降りて自動改札を抜ける。と、きっぷ売り場の前にも長蛇の列が出来ていて大混雑。あまりにもお粗末な仕切りだと思うが、まぁこれだけ混雑するのは開港当初の今の内だけだろう。 取り敢えずこれで、延伸区間の踏破が完了。事のついでに空港ターミナルビルと展望デッキも徘徊してみたが、これまた仕切りがマズくて2度と神戸空港には行きたくないとすら思うほどだった。 本日の踏破線区:近鉄けいはんな線(生駒〜学研奈良登美ヶ丘)・神戸新交通ポートアイランド線(空港枝線) 色々と不平不満を書いたが、これで取り敢えず奈良県と兵庫県については鉄道全線踏破のタイトルを奪還した。 そしていよいよ、来月(GW)予定している遠征で、日本の鉄道全線踏破達成を目論んでいる。 |