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ゆいれーる乗りつぶし行

悠々と宙を行くゆいれーる(沖縄都市モノレール壺川駅)
悠々と宙を行くゆいれーる(沖縄都市モノレール壺川駅)

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今回のターゲットは、日本最南端且つ日本最西端の鉄道路線であるゆいれーること沖縄都市モノレールである。
沖縄都市モノレールは2003年8月に開業した跨座式モノレールだが、鉄道路線乗りつぶしを趣味とするものにとっては、ずいぶんと厄介なところに開業したものだ。なにしろ、乗りに行くには航空機利用が前提になるぐらい遠いし、他に纏めて乗りつぶせる路線もない。つまり、ゆいれーるに乗る為だけに沖縄まで空路で行かねばならないのだ。沖縄へ行くのが初めてなら観光を兼ねれば良いのだろうが、私はずいぶん以前だが沖縄を訪れたことがあって、観光地は既に一通り巡っている。
そんな訳で、今回の沖縄遠征は正しくゆいれーる乗車だけが目的の遠征となったのだった。



2005年11月12日(土)

某サイトで募集していた格安ツアーは、関西空港発13時45分のJAL2575便が指定されている。色々乗り継いで12時過ぎに関西空港駅に到着し、ツアー集合場所でクーポン券一式を受け取り、指示通り13時過ぎにセキュリティチェックを受け、搭乗開始を待つ。
那覇空港からのJAL2572便が、予定より10分ほど遅れて到着した。JAL2575便はこれの折り返しとなるようで、機体整備のため搭乗開始並びに出発時刻も少々遅れるとの案内がある。待つこと暫し、13時35分頃に搭乗開始となった。

◆関西空港(13:45発;那覇空港行きJAL2575便)→那覇空港
どうやら搭乗が終わったようで、14時頃に漸くタキシングに入る。現状まだ1本しかない滑走路の端で一息付くと、ジェットエンジンが激しく唸って脱兎の如く駆け出し、14時08分にテイクオフ。搭乗開始から飛び立つまで30分も掛かるあたり、やはり鉄道の方が気軽でいいなと思う。
ともあれ、水平飛行に移ったところでシートベルトサインが消え、ドリンクサービスと機内販売が始まった。気流は安定していて、揺れはほとんどない。ドリンクサービスのお茶を啜りつつ、昨年5月の遠征時に購入しておきながら手付かずとなっていた青函隧道を読む。雲の上で海底に思いを馳せるのも乙なものだ。
やがて下降姿勢に入り、シートベルトサインが点く。雲を突っ切る際に少々揺れたが大したことはなく、1時間50分のフライトで那覇空港に無事着陸した。

天気予想では晴れると聞いていたのだが、ずいぶん曇っていて今にも泣き出しそうな空模様である。この分では日暮れも早そうなので、取り急ぎ首里までモノレールで行ってしまうとしよう。早足で到着ロビーを抜けて連絡通路に出ると、湿った生暖かい空気が肌を包む。空港ビル内は冷房が効いていたからうっかりしていたが、今日の最高気温は29℃と予想されていた那覇である。急いでジャケットを脱ぎ、夏の装いに変身。
空港ビルに対峙するように建つ沖縄都市モノレールの那覇空港駅に入ると、正面に日本最西端駅のモニュメントが誇らしげに飾られていた。
窓口で2日間用フリー乗車券を購入し、自動改札を抜けてホームへ上がる。那覇空港駅は島式ホーム1面2線という配線で、2番線では16時00分発の首里行きモノレールが発車準備をしていた。小ぶりな2両編成で、座席配置はロングシートながら運転室直後には展望特等席が配置されている。

◆那覇空港(16:00発;沖縄都市モノレール首里行き)→首里
かなりの混雑状態で発車時刻を迎えると、運転士はワイヤレスマイクを使い、車外スピーカーで発車案内をして戸閉めを行う。開業時から省力化を意識した沖縄都市モノレールは、当然の如くワンマン運転を採用。ホーム監視も運転士の役割である。
定刻に那覇空港を発車したモノレールは、軽快に中空を走って行く。車内の自動放送チャイムには沖縄民謡がアレンジされたものが採用されていて、何となく気分も高揚する。右の車窓に自衛隊の基地を見下ろしながら暫く走ると、最初の駅である赤嶺に着く。赤嶺駅は日本最南端の駅であり、駅前にモニュメントが建っているのが見えた。
赤嶺を出ると、那覇市の都市部に入って行く。眼下の道路が渋滞しているのを見下ろしながら、悠然と走って行くのはいい気分だ。ただ、車内の混雑は酷い。乗車率自体は大したことないのだが、空港連絡と観光客は荷物が多いので、2両編成で小ぶりな車体のモノレールでは狭苦しく感じる。
都市部は駅間距離が短いので、車内アナウンスは喋りっ放しに近く、沖縄民謡がアレンジされたチャイムも些か鬱陶しなってきた。
市立病院前辺りから上り勾配がキツくなり、丘を登り切ったような感じで終点の首里駅に到着。首里駅は相対式2面2線という配線で、軌道は100mほどでふっつりと切れているのだが、微妙に左カーブを描いているのが気に掛かる。ひょっとして、ここからまだ先に延伸する計画があるのか・・・?
ともあれ、観光客や地元民で活気に溢れていたのは目出度いこと。久しく鉄道がなかった沖縄なので、あちこちに利用上の注意点が事細かく書かれていたり、しつこいほどの車内自動放送などは些か鬱陶しく感じたが、沖縄県民に ゆいれーるが浸透していくうちに改まっていくのだろうと思う。

遠路はるばるやって来た割には、あっさり踏破してしまった沖縄都市モノレールだった。さて、格安ツアーなので明日の昼前には沖縄を発たねばならないのだが、せっかくなので ゆいれーるを基点にあちこち徘徊するとしよう。


本日の踏破線区:沖縄都市モノレール



最大の難攻不落路線(?)であった沖縄都市モノレールが片付いた。たかだか13kmほどの路線だが、達成感はかなり大きい。
さて、次回は年末年始休暇を利用して、四国の未踏破路線を乗りつぶしてやろうと画策している。
 



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