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つくば乗りつぶし行

開業間もないつくばエクスプレスで一気に筑波へ!
開業間もないつくばエクスプレスで一気に筑波へ!

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私が出資している競走馬タップダンスシチーが、東京競馬場で行われる天皇賞(秋)に出走するので、現地へ応援に行くこととした。
で、せっかく上京するのだから、ついでにどこか乗りつぶそうと思う。大手民鉄は全て片付いたが、まだ関東には未踏破路線があるし、往きに通る東海地区にもまだチラホラと残っている。さて、どこを乗りつぶそうか?と検討し、残っている中で最も厄介な路線である筑波観光鉄道をターゲットに定めた。基本的に厄介なところは優先して乗りつぶしてきた私だが、筑波観光鉄道は比較的近隣となる首都圏新都市鉄道の開業を待っていたため、これまで残していたのだ。
首都圏新都市鉄道とは、元々は常磐新線として計画された路線で、秋葉原とつくばを結んでいる。一般的には[つくばエクスプレス]と呼ばれており、今年8月に開業したばかりだ。
さて、つくばエクスプレス(以下TXと略記)が開業すると、終点のつくば駅から筑波観光鉄道の起点である宮脇駅まで路線バスで行けるようになると思っていた。そんな訳で、TXが開業してから色々調べてみたのだが、どうも路線バスの運行系統が解りづらい。仕方がないので、遠征日程が具体化した段階で関東鉄道バスに問い合わせてみるつもりでいたのだが、10月1日からTXつくば駅と筑波山を結ぶシャトルバスが運行されるというニュースが舞い込んできた。早速、関東鉄道の公式サイトで調べてみると、1日6往復ながらTXつくば駅と筑波山神社(ケーブルカーのりば)を直結するバスが確かに設定されている。逆を言えば、こういったシャトルバスが設定されるということは、通常運転されている路線バスでは行けないという事なのだろう。
という訳で、このシャトルバスを使おうと思うのだが、つくば駅を午前に出る便には早朝6時前に家を出発しなければ間に合わず、15時発の最終便では帰りの足に困る。結局、使えるのはTXつくば駅14:30発の便のみなので、これに合わせて行程を作成した。
ところで、前述の2路線を乗りつぶしてしまうと、関東地区では唯一ゆりかもめのみが未踏破で残ってしまう。ゆりかもめは、来春予定されている有明〜豊洲間の延長開業後に纏めて乗りつぶすつもりで残しているのだが、周辺部が全て片付いてしまうとなると、置いておくのは何となく気が咎める。
という訳で、筑波へ行く前にゆりかもめも乗りつぶすことにしたのだが、更にまた寄り道したいところが出来てしまい、結局自宅を未明に出立する事になってしまったのだった。



2005年10月29日(土)

未明から色々乗り継ぎ、[のぞみ104号]から品川駅に降り立つと9時頃。まずはゆりかもめを乗りつぶすべく、東海道線の東京行き普通電車で新橋へ移動。
♪汽笛一声新橋を・・・で有名な、我が国鉄道発祥の地だが、通る機会は多くても降り立つのはこれが初めてのような気がする。ともあれ改札を出ると、目の前にゆりかもめの新橋駅が建っている。
階段を上って連絡通路を歩き、再び階段を上がると漸くコンコースに到着。自動改札機をパスネットで通って、更に階段を上ると島式1面2線という配線のホームに出た。
新交通システムの定番とも言えるガラス張りのホームで、地震が来たら大惨事にならないかと見るたびに思う。

◆新橋(9:19発;ゆりかもめ有明行き)→有明
さすがに東京の都心なので、4分間隔という頻繁運転でもよく乗っている。新橋を出ると高層ビルの間を縫うような感じで走り出し、汐留を出ると右に新幹線・東海道線・山手線・京浜東北線の路線群を見下ろすが、浜松町の手前で左へカーブを切って海の方へと進路を変える。この併走区間はなかなか面白く、もう少し長く併走してもらいたいとも思う。海辺へ出ると、竹芝埠頭・日の出埠頭・芝浦ふ頭と、次々に船着場を見下ろして行く。埋立地ばかりの東京湾なので、海と言ってもそれほど良い景色ではないのだが。
芝浦ふ頭駅を出ると、右へ右へとカーブを切りながら高度を稼ぐ。そして、今さっき通ってきた軌道をオーバークロスしてレインボーブリッジに差し掛かる。上に首都高速11号線が覆い被さり、左右には道路が併走しているので、眺望は望むべくもない。レインボーブリッジを渡り終えると、お台場海浜地区をぐるりと一回りする。TVで見慣れた趣味の悪い某TV局社屋を始め、巨大ビルの谷間をのんびりと走って行く。まだ時間が早いからか、それほど人は多くない。台場を出ると左直角カーブ。右の車窓には潮風公園が広がるが、如何にも埋立地に無理やり創り上げた緑地といった感じで、暖か味は全く感じない。そんな車窓に、見覚えのある大きな船が現れる。青函航路を退役後、ここで船の科学館として静態保存されている羊蹄丸である。実は私、羊蹄丸には現役時代に2度ほどお世話になっており、結構思い入れのある船だ。今日は行程が立て込んでいて立ち寄ることは出来ないが、いつかは見学の機会を持ちたいものだ。
相変わらず、のんびりした足並みで埋立地の上を悠々と走って行く。公園もそうだが、車窓から見えるアミューズメントタウンなどの建物は、よく言えば近代的だが、個人的にはギトギトした趣味の悪いデザインばかりで面白味に欠ける。国際展示場正門駅を出ると、右に東京ビッグサイトが見え、ちょっとした上り勾配を登りながら左にカーブを切ると、現状では終点となっている有明である。
そんなこんなで、ゆりかもめの踏破が一旦完了。前述の通り、来春には豊洲まで延長開業する予定なので、また乗りに来なければならない。豊洲方面に視線をやると、既に軌道はほとんど出来上がっていた。

さて、続いて乗りつぶすのはTXだが、その前に東京ビッグサイトに寄り道する。東京ビッグサイトでは、今日までWPC EXPO 2005が開催されていて、私が導入を予定しているW-ZERO3という携帯端末が出展されているので、実際に触れてみようという魂胆。東京ビッグサイトの最寄駅は、先ほど通った国際展示場正門駅であるが、有明駅は東京臨海高速鉄道の国際展示場駅に隣接していて、ここから歩いても行けそうな感じ。そこで、ゆりかもめの有明〜国際展示場正門間運賃180円を節約すべく歩いた。
さて、WPC EXPO 2005については本題から離れるので省略し、続いてTXを乗りつぶすため、東京臨海高速鉄道と京浜東北線を乗り継いで秋葉原へ移動。何れもICOCAで乗れるのが嬉しく、改めて乗車券を購入する機会が減ったなと思う。



都心の新しい鉄道路線という事で、TX秋葉原駅はずいぶん深い地下にある。地上2階の京浜東北線ホームから延々歩いて、漸く駅コンコースに行き着く。パスネットで改札を抜け、更に階段を降りてホームに到着。島式1面2線という配線で、真新しいコンクリートの匂いが漂っている。
脇ぐらいの高さのホームドアが設置されていて、車両の撮影は困難を極める。列車は6両編成で、そのうち2両がセミクロスシートだが、クロス部分の座席には通路側の脚がなく、車体側で全重量を支える構造となっている。通路側にKONISHIKIなんかが勢い良く座ったら、バキッと逝ってしまいそうに見えるのだが・・・(笑)

◆秋葉原(13:00発;首都圏新都市交通つくば行き快速)→つくば
定刻に秋葉原を発車した電車は、地下の暗闇を右へ左へとカーブを切りながら進む。都心は地下にも色んな物が設置されているので、真っ直ぐ突っ切る訳には行かないようだ。
南千住を出ると地平レベルを通り越して高架橋へと駆け上がり、常磐線・東京メトロ日比谷線と並んで隅田川を渡って北千住に到着。併走してきた2路線に東武伊勢崎線と東京メトロ千代田線も乗り入れる要衝だが、意外にも乗降は少ない。北千住を出ると、漸くスピードが上がって快速運転となる。隅田川を渡るとまた地下にもぐるが、この辺りまで来るとさすがに地下の構造物も少ないようで、ほぼ直線なので速度が上がる。そんな地下にも駅があるのだが、容赦なく120km/h以上の高速で通過していく。ホームドアが設置されているから出来るのだろうが、壁と車体は10cm程度しか離れていないので、結構危なっかしく見える。何せ、ホームドア部分の出っ張りが作っているのだろう空気の壁が、車輌のドアを激しく叩くのが解るぐらいだし。
長かったトンネルを抜けると、再び高架橋に駆け上がって八潮を通過。車窓は、いつの間にやらすっかり郊外の風景である。中川を渡って三郷中央を通過して江戸川を渡ると、また地下にもぐって武蔵野線に接続する南流山に停車。乗換利用かどうかは解らぬが、多くの乗降がある。
南流山を出ると、また高架へと上がって流山セントラルパークを通過し、東武野田線との接続駅である流山おおたかの森に停車。ここでは守谷行き普通電車と緩急接続を取るのだが、この普通電車は我が快速の8分前に秋葉原を出ており、ここまでの所要時間は30分と快速との差はたったの5分しかない。普通電車といえどなかなか俊足なのだ。
流山おおたかの森を出ると、高架橋上を120km/h以上の高速で突っ走る。高速運転を想定して造られた真新しい軌道なので、ヘンな揺れもなくて快適だ。利根川を渡り、関東鉄道と接続する守谷に停車。守谷は、今年の正月に関東鉄道を乗りつぶした際に通っているのだが、東京からこんなに近い(近くなった)とは驚きである。
守谷を出て暫くすると、交直セクションを通過する。よくよく考えてみれば、交直切換作業を運転席直後から眺めるのも初めてだ。因みにTXでは、基本的に守谷までしか行かない普通電車には直流電車が充当されており、守谷から先の各駅は区間快速で対応して高価な交直流電車の本数を抑えている。
交流区間に入っても、120km/h以上での快走は変わりない。が、これまでに比べると短いトンネルが増えてきた。都内で土地がなくてもぐっていたトンネルとは違い、出来るだけ直線で線路を敷くために掘ったようなトンネルである。車窓も、郊外を通り越して田舎の田園地帯になってきた。
高速運転にも些か飽きてきたところで、研究学園を通過して地下にもぐり、終点のつくばに到着した。道中、東京都の鉄道全線踏破を達成し、埼玉県と千葉県については、TX開業で返上となっていた鉄道全線踏破のタイトルを取り戻した。

つくば駅も秋葉原と同様に島式ホーム1面2線のみ。階段を上がって改札を抜け、更に階段を上がると、筑波バスターミナルのど真ん中だった。



続いて、筑波観光鉄道の踏破を目指して、関東鉄道バスのシャトルバスで移動するのだが、バスターミナルがあまりにも広くて乗り場がどこか解らない。辺りをキョロキョロしながら歩いていると、『筑波山シャトルバス』という立看板を発見。看板の前に1台のバスが停まっているが、行き先表示は貸切となっている。
取り敢えず乗り場は確認できたので、発車時刻までどこかで時間をつぶしてこようと歩き始めると、背後から「筑波山行きシャトルバスはこちらで〜す、間もなく発車しま〜す。」という声が聞こえる。振り向くと、件のバスの横で関東鉄道の職員さんらしき方が案内している。引き返し、「2時半発と違うの?」と聞くと、今日はTXの快速に合わせて臨時便を運行しているとのこと。一瞬、乗ろうか?とも思ったが、バスの車内はかなり混んでいたので1本見送り、次の臨時便(14時20分頃発?)を捕まえることにした。
近くの本屋で時間をつぶし、14時10分頃に乗り場に戻ってくると、既にバスは停車している。運転士から乗車整理券ならぬシャトルバス会員券というものを手渡されて乗り込むが、車内は無人。まぁ、TXの快速が着けば乗ってくるのだろうと思っていたが、もう1人乗ったところで不意に動き出した。時計を見ると14時18分で、ホームからここまで3分で来るのは難しく、TXの快速に合わせているとは言い難い。ま、このあと14時30分発という通常便があるので、特に問題はないのだろうが。
今朝は起床が早かったので、筑波神社前までの車中はうつらうつら。筑波神社前バス停に降り立てば、湿度は高めだが気温はかなり低い。脱いでいたジャケットを着込んで、ケーブルカーの宮前駅まで歩く。バス通りから別れ、筑波神社へ向かう狭い道へ入り、クルマはここまでとなる地点からは参道の階段を登って行く。やがて立派な本殿に行き当たり、そろそろ駅かなと思ったが、まだ更に急な階段が続いている。息が切れ、額から汗が噴出してきたので、一旦足を止めてジャケットを脱いで休憩。息を整えて再び歩き出し、なんだかんだでバス停から20分近く掛かって宮脇駅に着いた。
自販機で250mlペットのコーラを買い、一気飲みして水分を補給。一息ついた所で切符を買おうとしたら、きっぷ売り場へは更に階段を登らなければならなかった。何とも珍しい2000円紙幣対応の自動券売機往復乗車券を購入。乗車券に自社サイトのURLを記載してあるのも珍しい。
どうやらTXの開業に合わせてリニューアルされたようで、ホームも車両も小奇麗だ。待つこと暫し、改札が始まったので乗り込む。と、いきなり強い雨が降ってきた。確かに今日は、天気予報では雨が降ると言われていて、うまい具合に良い方に外れていたのだが、最後の最後で降られてしまった。ま、歩いている時に降られなかったのは幸いである。

宮脇(15:20発;筑波観光鉄道筑波山頂行き)→筑波山頂
私の他には2組の家族連れだけという、閑散状態での発車となった。先日、2本の鋼索線が廃止されてしまっているだけに嫌でも心配になってしまうが、乗っている分には混んでいるより空いているほうが好ましいのも事実である。
ともあれ、紅葉混じりの山をのんびり健気に登って行く。中間地点で降りのケーブルカーと交換すると、トンネルに突っ込んで左へカーブを切る。トンネルを抜けても暫くカーブが続き、ほぼ直角に曲がる。こんなにカーブのキツいケーブルカーも珍しいなと思いつつ、ゆっくり流れる車窓の眺めを楽しむ。雨はほとんど止んだようだが、登るに連れて靄が出て視界が悪くなってきた。
幸いにして霧まで濃くはならず、宮脇から7分ほどで筑波山頂駅に到着。筑波観光鉄道の乗りつぶしが完了し、茨城県の鉄道全線踏破達成となった。また、これで日本の鋼索鉄道(ケーブルカー)も全線踏破達成である。

13分停留の折り返し宮脇行きには乗車せず、1本落として辺りをうろつく。標高は800mとのことで、下界に比べると寒い。駅前は展望台になっているのだが、霧が流れてきて眺望が効かない。仕方なく軒を連ねている売店を伺ってみるが、人通りは少なくてどの店も閑古鳥が鳴いている。唯一賑わっていた(といっても知れているが)駅の隣の売店で、生乳ソフトを買って賞味。300円と値は張るが、これが非常に濃厚で大当たり。筑波観光鉄道乗りつぶしの際には是非にとオススメしておこう。


本日の踏破線区:ゆりかもめ,首都圏新都市鉄道,筑波観光鉄道



今回遠征を終えて、関東地方は全て片付いた。次回遠征ではいよいよ、難攻不落(?)のゆいれーるに攻め入る予定だ。
 



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