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待ちに待った夏の長期連休。今夏は信越地区に点在する未踏破路線の全線踏破を目論み、4泊5日の乗り継ぎ行程を作成した。 2005年8月15日(月) 今回遠征で最初に踏破を目指すのは松本電鉄である。という訳でまずは松本まで移動するのだが、旅費節約のため青春18きっぷ利用するので大概厄介である。早朝6時前に家を出発し、普通列車を乗り継ぎ乗り継ぎ、14時を過ぎて漸く松本に到着。道中2度も当たった313系2連のワンマン列車は非常に混んでいて、ずいぶん長い間立たされたのには閉口。普通乗車券でもないのだから文句言うなというC会社の思惑が見え隠れではある。 そんなこんなで、乗りつぶし行程に突入する前から疲れてしまったような感じだが、JR松本駅の西の外れに松本電鉄の乗り場がある。すぐ横にある松本駅西口は、目の前に住宅地が広がっていて長野県No.2の駅とはとても思えない雰囲気を醸し出している。ともあれ、自動券売機では対応していないらしい新島々までの乗車券を窓口で所望すると、嬉しいことに硬券が出てきた。 再び改札を抜けてホームに上がると、折り返し14時50分発の新島々行きとなる電車が到着したのでいそいそと乗り込む。 ◆松本(14:50発;松本電鉄新島々行き)→新島々 松本電鉄上高地線は松本と新島々を結ぶ路線だが、終点の新島々では線名にある上高地や乗鞍高原などへのバスに連絡している。 そんな訳で多くの観光客を乗せて定刻に松本を出た列車は、右へ右へとカーブを切って住宅地の中をのんびりと走り出す。やがて市街を抜けて田園地帯に出るが、上り勾配が続くのでのんびりした足取りに変化はない。 例によって運転室直後で前面展望を楽しんでいたのだが、運転士が時折併走する道路に向かって手を挙げる。不審に思って観察していたら、どうやら松本電鉄バスの運転手に対しての挨拶のようだ。列車同士やバス同士のすれ違いではよく見る光景だが、列車とバスの間では珍しい。 波田を出た辺りから俄かに山が近くなってきて、松本から30分で終点の新島々に到着。 新島々の駅舎は山小屋を模したもので、前述の通り駅前のバスターミナルからは上高地や乗鞍高原へのバスが発着していて非常に賑やかである。そういえば、冷房が効いた電車から降りても全く暑くはない。時折山から吹き降ろしてくる風が冷たく感じるほどだ。 さて、8分停留の折り返し松本行きには、バスからの乗り継ぎ利用と思しき多くの人が行列を作っている。元より1本落とすつもりだが、この分では次の電車も混むかもしれず、早々に駅へ戻った方が良さそうだ。 そんなことを考えながら駅舎を離れて歩き出すと、すぐ目の前に小ぢんまりとした瀟洒な建物を発見。何かな?と思いつつ近づいてみると、旧島々駅舎との表示があった。どうやら以前はここが松本電鉄の終着駅だったようで、駅舎の中は観光物産売店に流用されているが、ホームがあったと思われる側には改札のラッチが残っていた。 ことのついでにと、その売店で完熟桃を購入して齧ると、これまで食べていた桃は何だったのか?と思うほど、甘くて美味かった。 他には特に見て歩くところもなさそうなので、駅へ戻って乗車券を購入しようと思ったら、残念ながらここは自動券売機。と、窓口で硬券入場券が売られていたので記念に購入。上手い商売に嵌っているような気がしないでもない。 少し早いが改札の前に座り込み、行列の先頭を主張する。と、5分も経たないうちにバスがやってきて、ゾロゾロと行列が出来上がる。更にバスが2台ほど到着し、見る見る内に行列が長くなったところで、折り返し16時08分発の松本行きとなる電車が到着した。 全ての乗客が出場するのを待って改札が始まり、ゾロゾロと入場。乗り込んでみれば、あんなに長かった行列も立つ人数人程度の乗車率にしかならない。たった2両編成の電車だが、さすがに大量輸送を得意とする鉄道である。上高地は環境保全のためマイカー乗り入れを禁止しているらしいが、いっそのこと松本電鉄を延伸してバスを含む全ての自動車を排除すればいいのになどとも思う。 ◆新島々(16:08発;松本電鉄松本行き)→松本 そんなこんなで乗車率は高いが、さすがに帰途だからか意外と車内は静かである。先ほどとは逆で、コトコトと軽快に下り勾配を下って、やはり30分ほどで松本へ戻ってきた。 今日は信州入りに時間を費やしてしまった感じで、乗りつぶしの成果は松本電鉄のみ。明日からの本格的な乗りつぶし行程に備え、今宵は松本で1泊する。 本日の踏破線区:松本電鉄 |