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九州乗りつぶし行+α
(第1日目)

風前の灯となったブルトレで九州入り
風前の灯となったブルトレで九州入り

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今年のGW連休は、九州に残る未踏破路線を全て乗りつぶそうと思う。全てと言っても、福岡市営地下鉄3号線/JR筑肥線/長崎電気軌道/島原鉄道/熊本電鉄/岡本製作所(別府ラクテンチケーブル)だけなので、路線の数自体は大した事ない。但し、宮崎と鹿児島を除く九州5県に点在しているので、効率はあまりよろしくない。九州ゾーン周遊きっぷを使い、4泊5日の行程を組んだ。



2005年4月29日(祝)

朝から色々乗り継いで、昼過ぎに名古屋駅ホームに降り立った。遠征先は九州なのに何故レポートが名古屋から始まるのか?というと、今回の九州入りには東京〜九州間のブルートレインを利用することにしたため。先月のダイヤ改正で[さくら]と[あさかぜ]が廃止され、栄華を誇った東京〜九州間ブルートレインは[富士]と[はやぶさ]の併結列車唯1本となっており、風前の灯といった感じである。という訳で、今のうちにお別れ乗車の機会を持ったのだ。
ウチからだと、当該列車には京都から乗るのが最も近いのだが、発時刻が0時37分なので翌日以降に支障を来たす。そこで、関西線を東進して名古屋まで迎えにやってきたという訳。今回遠征では九州ゾーン周遊きっぷを利用しており、行き券のルートをちょっと弄ってやるだけでこんな行程も可能だし、運賃も1,000円ほど高くなるだけで済む。
ところで、下り[はやぶさ/富士]の名古屋発時刻は22時47分なので、やたらと早く名古屋入りしたように思われるかもしれないが、そこはそれ、行きがけの駄賃に名古屋近辺の未踏破路線を片付けてやろうという魂胆。行程途中で暗くなってしまうが、地下鉄ならば気が引けることもない。
まずは、明るい内に乗っておきたい名古屋臨海高速鉄道と名古屋ガイドウェイバスの踏破を目指そう。

名古屋臨海高速鉄道は名古屋〜金城ふ頭間15.2kmを結ぶ路線で、昨年10月に開業したばかり。元々は貨物線だったものを旅客線に転用した路線で、一般向けには路線名称であるあおなみ線と表記されている。
JR名古屋駅の片隅にあるあおなみ線の名古屋駅は、小ぢんまりとした印象。早速、真新しい自動券売機で金城ふ頭までの乗車券を購入して自動改札を抜け、ホームへ上がる。東海道新幹線の車窓からも眺めたことのあるホームは、島式の1面2線という配線で、ホームドアが設置されている。2番線には13時15分発の金城ふ頭行き電車が発車準備をしているが、家族連れで凄い混雑。と思ったが、混んでいるのは階段に近い後部の車両だけで、最前部まで歩いて行けば空席もあった。

◆名古屋(13:15発;名古屋臨海高速鉄道金城ふ頭行き)→金城ふ頭
定刻に名古屋を出た電車は、右に新幹線左に在来線と、JR東海の路線に挟まれての走行となる。暫くすると右にカーブを切って新幹線をアンダークロスするが、すぐに最初の駅のささしまライブに停車。左の車窓にはポケパークというポケットモンスター関連のテーマパークが見え、そこへ向かうのだろう多くの家族連れが下車して、早くも車内は閑散となってしまう。ささしまライブを出ると、地平に降りて左右の貨物線と併走。比較的線形が良く、駅間距離もそこそこあるので速度が上がる。やがて貨物線と別れて単独の軌道となると、また高架橋へと駆け上がり、郊外の街並みを見下ろしながら走る。相変わらず車内は閑散としているが、電車は健気な走行を続け、各駅に停車していく。車窓は街並みから埋立地の工業地帯に移り、更に港湾地帯へと入って行く。そして、遥か頭上を通る伊勢湾岸自動車道をアンダークロスして終点の金城ふ頭駅に到着した。

その名の通り、は金城ふ頭に隣接していて、巨大な輸送船と積み込みを待つ夥しい数の自動車が並んでいるのが見える。駅から続く歩道橋の上に立っていると、潮風が頬を撫でて心地良い。暫し休息し、1本落として折り返し。駅に戻って自動券売機で乗車券を購入。名古屋では気付かなかったが領収書も発行出来る券売機だった。

◆金城ふ頭(13:59発;名古屋臨海高速鉄道名古屋行き)→荒子
乗客は両手で数えられるぐらいという超閑散状態で金城ふ頭を発車した名古屋行き電車だが、各駅で十人単位で乗って来て、かなりな乗車率となる。名古屋に着く頃には立つ人も多くなるのだろうなと思いつつ、荒子で下車。

荒子からは、地下鉄東山線の高畑まで徒歩連絡。
中央分離帯で区切られた片側2車線道路は、交通量は多いが歩道も広いので歩き易い。陽射しが強くて気温は高いが、乾いた風が吹いているのでそれほど暑くもない。信号待ちも少なくて、10分ほどで高畑駅への降り口が見えてきた。にしても、ずいぶん古びた降り口である。



朝から何も食べていなかったことを思い出し、近くのコンビニで軽く底入れした後、駅へ降りる。自動券売機で地下鉄全線1日乗車券を購入して入場。

◆高畑(14:47発;名古屋市営地下鉄東山線藤が丘行き)→栄
◆栄(15:08発;名古屋市営地下鉄名城線右回り)→大曽根

未踏破区間だが地下鉄なので特に書き記すこともなし。大曽根からは、名古屋ガイドウェイバスの踏破を目指す。名古屋ガイドウェイバスとは、その名の通りガイドウェイの中をバスが走るという乗り物で、新交通システムと同様に案内式鉄道に分類されるが、原理としては低速ミニ四駆といった感じだ。
JR・名鉄・地下鉄が発着する名古屋市北部の要衝である大曽根駅前に、名古屋ガイドウェイバスの大曽根駅が建っている。が、設備としてはバスターミナルに近く、定期券売り場はあっても乗車券は売っておらず、運賃は一般の路線バスと同様に車内で精算するようだ。早速乗り場へ上がってみると、単なる高架道路のような案内軌道が目に飛び込んでくる。暫く待っていると、15時30分発の中志段味行きバスが入線してきたので乗車。初めて間近に見る案内輪は、これでステアリングを操作するのが信じられないほど小さいものだった。

◆大曽根(15:30発;名古屋ガイドウェイバス中志段味行き)→小幡緑地
大曽根を出ると、すぐに右へ直角カーブを切る。が、運転士は手放し運転で、ステアリングは勝手に回るので、非常にきしょい。カーブを抜けると加速を始めるが、これがまたATなので通常の路線バスとも異なる妙な乗り心地である。バスは高架道路を順調に走って行く。時折見える下道が渋滞しているのを見ると、10分ヘッドで運転するバスだけのためにこんな立派な高架橋を建てたのは、些か勿体無いように思う。分類上は案内式鉄道ながら車輌はバスそのもので、乗っていてもそれほど楽しくない。ただ、防音壁の低い高架橋からの眺めは悪くない。
そんなこんなで、大曽根から13分でガイドウェイバスの終点である小幡緑地に到着し、踏破完了。高架橋上にあるホームに降り立ち、階段をてくてくと歩いて地上へ降りた。
バスはといえば、高架橋からスロープで地平へ降り、信号交差点から一般道へ入って行く。当然、その交差点には一般車進入禁止と書かれた大きな看板が掲出されていた。

さて、小幡緑地は名古屋ガイドウェイバスの終点であるが、そのまま路線バスとして直通運転しているので終点といった雰囲気はなく、住宅地のはずれの県道である。そんな訳で特に見て歩くところもないが、一般道から小幡緑地駅へのスロープは乗っておこうと、次の竜泉寺口バス停まで歩き、そこから大曽根行きバスに乗ることにした。
竜泉寺口バス停の時刻表で、名鉄バス・JR東海バス・名古屋市バスの3社局が運行を担当しているのを知る。待つこと暫し、大曽根行きバスがやってきたので乗車。

◆竜泉寺口(16:05発;名古屋ガイドウェイバス大曽根行き)→大曽根
竜泉寺口を出ると、すぐに先ほどの一般車進入禁止の交差点に差し掛かり、ぐるりとカーブを切って高架橋へのスロープへ向かう。が、スロープの入り口は遮断機が通せんぼしている。バスは遮断機の前で停車し、運転手がなにやら操作していると、それに反応してかどうかは解らぬが遮断機が勢いよく上がった。手放し運転になってスロープを駆け上がると小幡緑地駅。再び高架橋からの眺めを楽しむが、やはり鉄道の雰囲気は微塵もない。

大曽根に戻り、地下鉄の乗りつぶしを再開。地下区間で特に書き記すこともないので、ここから先は行程のみの記述に留める。
乗車駅路線列車
発時刻
下車駅踏破区間
大曽根名城線右回り
16:30
金山名城線(大曽根〜金山)
金山名港線名古屋港行き
17:10
名古屋港名港線(金山〜名古屋港)
名古屋港駅で一旦地上に出てみると、天気が良いのでまだかなり明るい。ふと、名古屋港には南極観測船[ふじ]が繋留保存されていると聞いたのを思い出し、見に行く。なかなかいい感じに保存されていたのだが、船体は想像していたよりかなり小さく、これで本当に南極まで行ったのか?と思ったりもした。
こちらのページにフォトギャラリーを取り纏めておくので、興味ある方はご覧いただきたい。
名古屋港名港線〜名城線大曽根行き
17:47
久屋大通名城線(金山〜栄)
久屋大通桜通線野並行き
18:08
野並桜通線(久屋大通〜野並)
野並桜通線中村区役所行き
18:47
中村区役所桜通線(中村区役所〜久屋大通)
中村区役所桜通線野並行き
19:32
名古屋
名古屋東山線藤が丘行き
19:41
伏見
伏見鶴舞線犬山行き普通
19:48
上小田井鶴舞線(伏見〜上小田井)

どたばた乗り歩いたが、これで今日の乗りつぶし行程は終了。名古屋市営地下鉄は上飯田線だけ未踏破で残したが、これは名鉄乗りつぶしの際に小牧線と併せて乗りつぶすこととしている。さて、名古屋へ戻って今宵の宿となる寝台特急[はやぶさ/富士]を待つとしよう。

◆上小田井(20:11発;名鉄犬山線東岡崎行き普通)→名鉄名古屋



東京〜九州間孤高の寝台特急となった[はやぶさ]+[富士]は、14系客車7両編成を2本繋げた14両をEF66電気機関車が牽く、都合15両という姿。[はやぶさ]と[富士]は共通運用となっていて、A個室寝台/B個室寝台ソロが各1両と、開放式B寝台が5両という編成である。今回私がリザーブしたのは開放式B寝台。出来ればB個室寝台にしたかったのだが、指定券発売開始3日目で既に売り切れていた。更に、開放式B寝台にしても喫煙車しか残っていないという大盛況。私のようにお別れ乗車として利用する人もあるのだろうが、この混み方は異様とも言える。

◆名古屋(22:47発;東海道〜山陽〜鹿児島線/日豊線 熊本/大分行き寝台特急[はやぶさ/富士])→門司
指定されたベッドに腰掛け、鞄を置いて一息つく。22時47分、定刻に発車。暫くすると、車掌が検札にやってきた。
今日は階段の昇り降りが多い地下鉄乗りつぶしで疲れた。明日以降の行程に備え、早めに寝るとしよう。8時頃まで朝寝を貪れるが、夜行列車の夜はどうしても深い眠りには就けないことだし。


本日の踏破線区:名古屋市交通局(東山線・名城線・名港線・桜通線・鶴舞線)/名古屋臨海高速鉄道/名古屋ガイドウェイバス
 

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