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2004年12月31日(金) 遠征3日目の朝は曇り空。昨日に比べれば、冷え込みは幾分マシである。というか、連日の冷え込みに身体が慣れてきたのかも。 8時過ぎにホテルをチェックアウトし、千葉駅の雑踏の中へ向かう。改札で青春18きっぷに日付印をもらい、ホームへ上がるとまた雑踏。しかし、混んでいるのは東京方面行きの上り列車ばかりで、私が乗車する成田線経由銚子行き普通電車は閑散としていた。 ◆千葉(8:19発;総武線〜成田線〜鹿島線直通鹿島神宮行き普通)→香取 空席も多いまま定刻に発車した電車は、千葉の市街地を見下ろしながら淡々と走る。 いつしか地平に降り、佐倉を出て暫くすると右に総武線が別れて行って成田線に入る。いよいよ本日最初の未踏破区間だが、辺りは郊外を通り越して田舎の風景が展開する。山と田んぼばっかりで、たまに線路際に牛舎が現れる。何度も思うが、ここってホントに首都圏なのか??? とはいえ、駅の近くにはそれなりに住宅地が広がっていて、数人ずつの乗り降りがある。 千葉から80分ほど掛かって香取に到着。これで、成田線の本線部分は踏破完了。約1年半振りにやってきた香取駅だが、相変わらず静かな駅で、冬の今日は非常に寂しく感じる。 寒いホームで20分弱待ち、銚子からやってきた千葉行き普通電車に乗り込んで、成田まで引き返す。 ◆香取(9:58発;成田線千葉行き普通)→成田 さすがに上り電車なので乗っている人は多いが、8両も繋いでいるのでボックス席の進行方向向き窓側を楽勝で確保。成田まで、田園地帯の車窓をぼんやり眺めて過ごした。 次に乗るのは成田線の我孫子枝線だが、私が乗ってきた電車が成田に着く2分前に発車したばかりで、次は40分後という、なかなか意地悪なダイヤとなっている。そこで、この待ち時間を利用して、駅構内の蕎麦屋に入って蕎麦を食べるとしよう。今日は大晦日だ。 食べ終わって改札へ向けて歩いていると、掲示板に成田山のポスターが貼ってあるのが目に入る。今日の深夜からは初詣客で大混雑となるのだろう。行程作成時には全くそんなことは考えていなかったのだが、上手い具合に1日違いで混雑を避けられたという訳。 成田線我孫子枝線の我孫子行き電車は、E231系の5連。最近JR東日本の近郊路線で大増殖している車輛で、数年後にはどこへ行ってもコレばかりになるのだろう。 ◆成田(11:18発;成田線我孫子行き普通)→我孫子 さらりと座席が埋まる程度の乗車率で成田を発車した電車は、左にカーブを切って本線と別れると、山の斜面に沿って下り勾配を下って行く。ちょっとした住宅地の脇を抜けると、本線部分と同様に田園地帯をのんびり走っていく。ところで、内陸に入ったからか非常に気温が低く、駅に停車してドアが開くたびに冷たい空気が入ってくる。乗ってくる人も多く、布佐辺りからは立つ人も多い乗車率になったが、車内は非常に寒い。暖房入ってるのか?と疑いたくなるほどである。 やがて車窓に大型店舗や商業施設が目立つようになってきて、終点の我孫子に到着。これで成田線も全線踏破となった。朝の内に降ったようで、線路には薄っすらと雪が残っている。 続いて踏破を目指すのは、関東鉄道の竜ヶ崎線。常磐線を乗換駅の佐貫へと移動する。 ◆我孫子(12:09発;常磐線土浦行き普通)→佐貫 国鉄タイプの車輛に乗ると、古めかしいのに妙に落ち着く。駅間距離の長い郊外の幹線を行くと、旧き良き時代の鉄道旅行の情景を垣間見ることも出来る。もう少し乗っていたくなって困るが、我孫子から20分弱で佐貫に到着した。 橋上駅となっているJR佐貫駅の改札を抜け、案内表示に従って階段を降りると、小ぢんまりとした関東鉄道佐貫駅が目に入る。早速、自動券売機で竜ヶ崎までの乗車券を購入して改札を抜ける。片面ホーム1線だけの小さな駅だが、妙に空が広く見えると思ったら、非電化で架線が張られていないせいだった。やがて、折り返し竜ヶ崎行きとなる単行のワンマンレールバスが到着したので乗り込む。 ◆佐貫(12:48発;関東鉄道竜ヶ崎線竜ヶ崎行き普通)→竜ヶ崎 発車時刻が近付くに連れ、徐々に乗客が増えてくる。予想していたより多くの人を乗せての発車となったが、単行のレールバスなので絶対数は知れている。佐貫を出ると、すぐに左へカーブを切って常磐線と別れ、田園地帯をのんびりと走っていく。唯一の中間駅である入地に停車し、再びのんびり走り出すと早くも終点の竜ヶ崎駅が見えてきた。あまりにも短い路線であっけなかったが、これでも1路線踏破完了である。にしても、この程度の距離では鉄道のメリットはあまりないと思うのだが・・・。 3分停留の折り返し佐貫行きには乗車せず、1本落として駅近辺を観察しようと思ったのだが、歩き始めて暫くすると冷たい雨が降ってきた。風も俄かに強くなってきたので、急いで駅へと戻る。 竜ヶ崎駅にはタッチパネル式の多機能自動券売機が設置されていたが、列車別改札となっていて、新旧混在といった感じ。待合室で、缶コーヒーで暖を取りながら改札が始まるのを待つ。 ◆竜ヶ崎(13:31発;関東鉄道竜ヶ崎線佐貫行き普通)→佐貫 次の佐貫行きもそこそこの乗車率。ただ、何度も書くようだが単行のレールバスなので、鉄道でなければ運べない数でもない。但し、デイタイムでコンスタントにこれだけ乗っているのなら、ラッシュ時は増結して捌いているのだろうとは思う。全線1閉塞で両端が片面ホームだから、運転本数は増やしようもないので。 さて、関東鉄道にはもう1本、取手と下館を結ぶ常総線という路線があるのだが、これは明日乗りつぶすことにして、次は鹿島鉄道を踏破すべく乗換駅の石岡へ移動する。 ◆佐貫(13:43発;常磐線高萩行き普通)→石岡 習慣的に先頭車両に乗っていたら、車掌から土浦で前寄り4両を切り離すとの案内がある。増結するなら前寄り、切り離すのなら後ろ寄りが効率良いはずなのに・・・とぼやきながら、後方の車両へ移動。が、編成全体の中央部に当たるため、思ったより混雑している。土浦に着いたところで、ホームを最後尾の車両まで歩いて再度乗り込む。土浦で降りた人もいるのだろうが、最後尾まで来れば楽勝で座れた。 本降りになってきた雨の中を40分ほど走って石岡に到着。 鹿島鉄道の石岡駅は、JR石岡駅に内包されている。跨線橋を渡って鹿島鉄道のホームへ向かうと、古びた単行の気動車が発車準備をしていた。事前に調べたところ、鹿島鉄道には格安の1日フリーきっぷというものがあるらしいので事前に購入したいのだが、切符売り場が見当たらない。ホームに建っている詰所のようなところへ行ってみると、ちょうど職員さんが出てきた。「1日フリーきっぷ買いたいんですけど・・・」と声を掛けると、車内で売りますとのこと。おや、車掌だったか?と思い、回れ右して列車に乗り込む。 車輛の草臥れ具合は、一昨日乗った小湊鉄道といい勝負で、天気は悪いが妙に気分が高揚する。乗車率も、座席がさらりと埋まるぐらいで理想的である。と、さっきの車掌が車内を回って乗車券を売り始める。私も目出度く1日フリーきっぷを購入できてやれやれ。 ところが、発車時刻を過ぎても一向に発車する気配がない。常磐線の接続列車が遅れている訳でもなさそうだし、理由が解らない。と、乗車券を売り終わった車掌が列車を降りて、発車の合図を出した。やはり車掌ではなく、ワンマン運転なのだった。 ◆石岡(14:30発;鹿島鉄道鉾田行き普通)→鉾田 定刻から3分ほど遅れて石岡を発車した電車は、叩きつけるように降る氷雨を突いて、のんびりのんびりと走っていく。元々ダイヤに余裕があるからか、特に遅れ回復といった感じはない。沿線は田園地帯のようだが、かなり強い雨が叩きつけていて視界が悪い。各駅で数人ずつ降りていき、徐々に車内は寂しくなっていく。と、右の車窓が妙にだだっ広いのに気が付く。よくよく見ると湖で、どうやら我が国で2番目に広い霞ヶ浦である。天気がよければ眺めもいいのだろうなと想像するしかない。浜を出ると左にカーブを切って霞ヶ浦から離れ、再び田園地帯をのんびりと走っていく。相変わらず雨脚は強く、その雨音はディーゼルエンジンの唸りを消すほどである。 雨の中を走ること約40分、終点の鉾田に到着。ホームは2面あるものの棒線の終着駅で、駅舎は瓦屋根ながらちょっとした洋風の装飾が施されていて、なかなか風情がある。 4分停留の折り返しには乗車せず、雨の中を暫し散策。とは言っても、交通量の多い県道を少し歩いただけで大きな書店を見付け、雨宿りしつつ立ち読みで時間を潰した。鹿島臨海鉄道の新鉾田駅へは15分ほどで歩けるらしい。 さて、本日の踏破路線はこれにて終了。今宵の宿は取手駅近くに予約してあるので、石岡を経て取手まで引き返す格好となる。 ◆鉾田(16:04発;鹿島鉄道石岡行き普通)→石岡 次の石岡行きは、先ほど乗った車輛とは打って変わって真新しい。車内もセミクロスシートで非常に明るく、好感が持てる。石岡まで、ずっと半数程度の座席が埋まる程度の乗車率で、乗る側にとっては理想的な状態だった。 ◆石岡(17:06発;常磐線上野行き普通)→取手 今年の乗り収めともなる常磐線上野行き普通電車は、ロングシートに改造された415系。比較的すいている先頭車に空席を見付け、暗闇の中を唯々移動。 取手駅ホームに降り立てば、強烈な冷気が身を切る。既に雨はやんでおり、風はないのに冷え込みが厳しく、しっとり濡れた路面が凍り始めている。転ばないよう注意しながら、予約してあるホテル目指して歩いた。 本日の踏破線区:成田線の一部区間(佐倉〜香取→全線踏破達成)/成田線(我孫子枝線)/鹿島鉄道/関東鉄道竜ヶ崎線 |