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2004年12月30日(木) 今日の行程は、房総半島を一周して千葉へ戻ってくることとなっており、宿も連泊で予約してある。という訳で、余計な荷物は部屋に残し、いつもより軽くなったデイバッグを肩に駅へと向かう。天気は回復して好天に恵まれそうだが、今朝も冷え込みは非常に厳しい。 ◆千葉(8:06発;内房線君津行き普通)→木更津 内房線の君津行き普通電車は、50%程度の乗車率で発車。五井までは昨日も乗った区間だが、今日は眩い朝日が照り付けている。と、右の車窓遠くに、真っ白に雪を被った大きくて綺麗な山が見えている。形といい方向といい、富士に間違いない。が、やたらと近く見えるので、ホントに富士なのか?と不安になる。 千葉から40分ほどで木更津に到着。ここで内房線の乗りつぶしを一旦中断し、久留里線の踏破を目指す。跨線橋を渡って4番ホームへ向かうと、9時13分発の上総亀山行きとなる2両編成のディーゼルカーが発車準備をしていた。 ◆木更津(9:13発;久留里線上総亀山行き普通)→上総亀山 『證城寺の狸囃子』の発メロに送られて定刻に発車すると、右に大きくカーブを切って内房線と別れる。午前中の下り列車なので車内は閑散。柔らかい陽射しが射し込んで暖かく、田園地帯とも住宅地ともつかない景色の中をのんびり走ってくれるので睡魔が襲ってくる。が、駅に停車してドアが開くと冷気が頬を叩くので目が覚める。稀に乗客が乗ってくると、次の駅間で車掌が乗車券を売って歩く。西なら多分ワンマン運転にしていることだろう。また、未だにタブレットを交換する光景もローカル然としていて、ここってホントに首都圏か?と思ってしまう。 久留里を出ると、車窓にはめっきり民家が少なくなって山の中を行くようになる。右に左にカーブを切りながら、緩やかな勾配を地道に登って行く。 そして、木更津から正味1時間で終点の上総亀山に到着し、久留里線の踏破が完了。 古びた味わいのある駅舎の横にはバス乗り場とタクシー乗り場があるが、商店街などは見当たらず、戸建ての住宅が連なるばかりだ。行程に余裕がないので15分停留の折り返し列車に乗車するが、特に歩いてみる事もなさそうな上総亀山駅近辺だった。 ◆上総亀山(10:28発;久留里線木更津行き普通)→木更津 今度は午前の上り列車。駅ごとに数名ずつ乗ってきて、木更津には立つ人も多い状態で到着した。 さて、内房線の乗りつぶしに戻るぞ。 ◆木更津(11:37発;内房線安房鴨川行き普通)→安房鴨川 6両編成の安房鴨川行き普通電車は、立つ人ちらほら程度の乗車率。113系が我が物顔で行き交っている光景は、やはり紀勢線と通ずるものがある。 街中を暫く走って君津に着くと、3分ほど小休止して発車。が、次の青堀では12分も停車して、特急[ビューさざなみ12号]と交換する。停車している間、ドアはずっと開けっ放しで、冷たい風が容赦なく車内に吹き込む。こういった時には、ドアを半自動に設定してもらいたいものだ。漸く長い停車時間が終わって発車。走り出してしまえば駅間距離が長いので、徐々に車内は暖まってくる。 そして佐貫町を出ると、右の車窓にお待ちかねの海が見えてくる。が、なかなか急峻な地形なので、切通しやトンネルに入ったりして、あまり長くは見せてくれない。 各駅ごとに数人ずつ下車していき、車内は徐々に静かになっていく。そして、館山ではごっそり降りて閑散となってしまった。館山を出ると海から離れる。路線名称は内房線のままだが、千倉で外房へと抜けるのだ。暫く凡庸な田園風景を眺めた後、千倉を出ると遠目に海が見えてくる。先ほどまで見ていた内房の海とは違い、太平洋なので波が高い。すぐ海沿いという訳ではないが、取り敢えず太平洋の荒波を眺める。 なんだかんだで、木更津から2時間ほど掛かって安房鴨川に到着。これで内房線の踏破が完了し、引き続き外房線の踏破を目指す。 降りたホームの向かい側に、新車のE257系特急電車が停まっているので乗車。青春18きっぷは普通列車専用だが、この列車は勝浦までは普通列車として運転されるので、有難く特急車輛を使わせていただく。 ◆安房鴨川(13:39発;外房線特急[わかしお16号(勝浦までは普通列車として運転)])→勝浦 113系から乗り換えると、新車は非常に静かで薄気味悪い。移動手段としては優れているのかもしれないが、鉄道旅行を味わう車輛ではないなと思う。とはいえ、時折車窓に展開する太平洋を眺めながらの約30分は、非常に心地良い時間だった。 勝浦から先は特急になるので、後ろ髪を引かれる思いで下車して、後から出る普通電車に乗り換える。 ◆勝浦(14:28発;外房線千葉行き普通)→千葉 新車に比べると古臭く感じるが、味があって良い車輛だ。駅間距離が長いので各駅停車でもそれほど遅くないし、適度に空いていて1ボックスを占有出来ているのもいい。大原に到着したところで、外房線も全線踏破達成。ここから先は昨日も乗った区間で、このまま千葉へ戻る。今日は天気が良いのでまだ明るいが、一番近い未踏破区間に入る頃には日が暮れてしまう。遠征もまだ前半だし、早めにホテルに戻って英気を養うこととした。 本日の踏破線区:外房線の一部区間(大原〜安房鴨川→全線踏破達成)/内房線の一部区間(五井〜安房鴨川→全線踏破達成)/久留里線 |