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今年も残すところ10日を切り、年末年始の乗りつぶし遠征に向けて準備を整えていたのだが・・・。 12月26日(日)に中山競馬場で開催される有馬記念(GI)を現地観戦することとなった。そこで、せっかく上京するのだからと、前日から乗り込んで未踏破路線を乗りつぶす事とした。が、土曜日1日しか乗りつぶしの時間を取れないので、大手の西武や京急を乗りつぶすのは難しい。そこで、10月に台風の影響で乗れなかった箱根登山鉄道と、比較的近くに位置する相模鉄道・横浜市営地下鉄・横浜高速鉄道の4鉄道事業者をターゲットに定めた。 2004年12月25日(土) 例によって朝からいろいろ乗り継いで、[のぞみ112号]を新横浜で降りる。よくよく考えてみれば、この駅で降りるのは初めてかもしれない。順路としては先に箱根登山鉄道を乗りつぶしたいのだが、小田原は[ひかり]の停車本数が少なくて関西方面からでは非常に不便なので、仕方なく横浜市営地下鉄から乗りつぶしを開始する。 横浜市営地下鉄は、名目上1号線と3号線の2本の路線があるが、運行系統としては直通運転している1本の路線のようなものだ。まずは、新横浜から10時40分発の電車で北側の終点であるあざみ野へ向かい、11時08分発の電車で折り返して湘南台へ。地上を走る部分もない訳ではないが、ほとんどが地下だし混雑しているしで、乗っていて面白い乗り物ではなかった。 続いて、湘南台からは相模鉄道の踏破を目指す。相模鉄道は大手民鉄に分類されているが、本線といずみ野線の2路線しかない。湘南台は上手い具合にいずみ野線の終点でもあるので、まずはいずみ野線を踏破する。 ◆湘南台(12:20発;相模鉄道いずみの線〜本線直通横浜行き快速)→横浜 地下の湘南台駅を発車した電車は、すぐに地上へ出てそのまま高架橋へと駆け上がる。7〜80km/hの速度で、ややのんびりといった走りが続く。やがて切通しに入り、いくつものトンネルを抜けていく。大まかには関東平野と呼ばれているが、東京近郊は意外と山がちである。左から本線が寄り添ってきて二俣川に到着したところで、いずみの線の踏破が完了。列車はそのまま本線に乗り入れて横浜まで行くので乗車を続ける。 本線に入ると、どことなく街並みが古く見える。いずみの線では見掛けなかった踏切もある。恐らく、いずみの線沿線が新興住宅地なのに対し、本線沿線は昔からの住宅地なのだろう。車内も徐々に混雑してきた。 右からJR東海道線が寄り添ってきて、暫く併走してから横浜駅に到着。その間、あちらには駅が1つもなかったのに、こちらには2駅もあった。 4面3線の相鉄横浜駅はかなり手狭なようで、行き交う人波が尽きることがない。さっさと自動改札を出て、すぐにまた入場する。 ◆横浜(12:59発;相模鉄道本線海老名行き急行)→海老名 海老名行きの急行には、一部にクロスシート車が組み込まれていた。さらりと座席が埋まる程度の乗車率で発車。二俣川までは先ほど乗ってきた線路を引き返す格好。先行列車を突付いているようで、減速信号に従ってチンタラとした走りである。 二俣川からは未踏破区間。左にいずみの線が別かつと、郊外の住宅地を突っ切るように走って行く。郊外に向かう鉄道路線は、中心駅から離れるにつれて乗車率は低くなっていくものだが、相鉄本線はほとんど乗車率が変わらないまま、終点の海老名に到着した。先頭車に限って言えば、改札の位置関係で横浜発車時より海老名到着時の方が混んでいたぐらいだ。そして、海老名で降りた乗客のほとんどが小田急への乗り換え通路へと歩いて行った。 これで無事に相鉄本線も踏破完了。続いて、いよいよ箱根登山鉄道へのリベンジへ向かう。小田急に乗り換え、前回足止めを食らった箱根湯本へ。 ◆海老名(13:40発;小田急小田原線〜箱根登山鉄道直通箱根湯本行き急行)→箱根湯本 約一ヶ月半振りに箱根湯本へやってきた。今日は好天に恵まれ、12月とは思えないぐらい暖かい。そのせいもあって、ホームは強羅行きの登山電車を待つ観光客で溢れそうだ。 ◆箱根湯本(14:53発;箱根登山鉄道強羅行き普通)→強羅 強羅行きの登山電車は2両編成の可愛い電車で、車内は観光客が多くてほぼ満員である。定刻に箱根湯本を発車すると、いきなり80‰という我が国粘着式鉄道最急勾配が立ちはだかる。勾配も急だがカーブもキツく、電車はゆっくりゆっくり登っていく。速度は遅いが、決してのんびりといった感じではなく、力強く一歩一歩踏みしめて行く感じである。車内には、自動放送の観光案内が流れていて、80‰という勾配は2両編成の電車の最前部と最後部で2.4mもの高低差が生じると聞いて、改めて驚いたりする。 山の斜面にへばり付き、急カーブやトンネルを通ってきたが、それでも登り切れなくなったようでスイッチバックとなる。逆向きに動き出した瞬間 満員の車内がどよめくが、予め案内放送でスイッチバックすると言っていたではないか。山を登ってきたので外気はかなり冷たいようで、窓が曇って景色が見難くなってきた。あと2回スイッチバックを繰り返し、当初とは逆向きで終点の強羅に到着。ホームに降り立てば、強烈な冷気が身体を包む。 強羅駅の自動券売機で、早雲山までの乗車券を購入して改札を抜ける。次に踏破を目指すのは箱根登山鉄道の鋼索線である。強羅駅の鋼索線ホームは階段ではなくスロープで、勾配はそれほどきつくはない。軌道を見ると早雲山までほぼ一直線で、鋼索線としては勾配が緩い。先ほどまで80‰の勾配を見ていた目には、粘着式でも登れそうに思えるほどだ。 ◆強羅(15:45発;箱根登山鉄道鋼索線早雲山行き)→早雲山 例によって最前部の特等席に陣取って発車を待つ。徐々に乗客が増えてきて、ここもほぼ満員での発車となった。ケーブルカー独特の乗り心地で勾配を登っていくが、4つの途中駅全てに停まっていくので、都市圏電車みたいでどうも落ち着かない。強羅から10分ほどで早雲山に着いたが、これほど乗って面白くなかったケーブルカーは初めてである。なお、早雲山駅もホームは階段ではなくスロープだった。 これで、今回遠征での踏破予定は無事に全て消化した。そしてこの4日後には、早くも年末年始休暇の関東乗りつぶし遠征へと旅立つのであった。 本日の踏破路線:相模鉄道/箱根登山鉄道鉄道線の一部区間(箱根湯本〜強羅→全線踏破達成)/箱根登山鉄道鋼索線/横浜市交通局 |