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2004年1月2日(金) 昨年末から乗り歩いてきた今回の遠征も、いよいよ今日が最終日である。連日の冷え込みで朝はつらいが、眩い陽射しが射し込んでいるので今日も好天に恵まれそうだ。背中を丸めて寒さを堪えながら、早足に駅へと向かい、改札で青春18きっぷに最後の日付印を捺してもらう。 そして、まずは昨日乗ってきた八高線で拝島まで引き返す。 ◆八王子(8:04発;八高線〜川越線川越行き普通)→拝島 今日は209系電車に乗れたが、京浜東北線などを走る209系とは違い、ドアは半自動対応となっていた。但し半自動に設定されたのは、折り返し八王子発車時刻待ちの間だけ。 昨日見た車窓を巻き戻すように眺め、15分ほどで拝島に到着。 さて、本日最初に踏破を目指すのは五日市線である。 東京からの直通快速[あきがわ1号]は、定刻より2分ほど遅れてやってきた。[あきがわ1号]は奥多摩行きの[おくたま1号]との併結列車で、ここ拝島で分割作業が行われる。ホームには、乗り間違わないようにという案内放送がうるさいほど繰り返されている。 ◆拝島(8:28発;青梅線[ホリデー快速あきがわ1号])→武蔵五日市 [おくたま1号]が去った後、ポイントが切り換わるのを待って拝島を発車。分割作業が滞りなく済んだこともあって、定刻発車である。拝島駅構内を抜けると、すぐに左へ急カーブを切って青梅線と分かれる。 さて、ホリデー快速と仰々しく名乗ってはいるが、五日市線内は各駅に停車する。沿線には民家が多いが単線で、どことなくローカル民鉄のような感じがする。 徐々に車窓から民家が少なくなり、不意に高架橋へと駆け上がって、終点の武蔵五日市に到着した。 武蔵五日市は、島式ホーム1面2線の立派な高架駅だった。地平にある改札を通って外へ出てみると、駅前には広いバスターミナルが整備されている。 少し慌しいが、10分停留の折り返し拝島行きで武蔵五日市を辞す。 ◆武蔵五日市(8:59発;五日市線拝島行き普通)→拝島 拝島駅の狭い地下道を歩いてホームを移動。暫く待っていると、青梅線奥多摩行き快速[おくたま5号]がやってきた。これも[あきがわ5号]を従えているので、ここで分割作業が行われる。 ◆拝島(9:29発;青梅線[ホリデー快速おくたま5号])→奥多摩 拝島を出ると、右に八高線、左に五日市線を分けて真っ直ぐ進む。本線っぽくて気持ちいいが、快速の割に速度が遅く、60〜70km/h程度でちんたら走って行く。しかも駅通過の際には、複線だしポイントを渡るでもなし線形もいいのに、例外なく45制限が掛かる。西では全く考えられない事で、非常にイライラする走りである。 左右に住宅地を眺めながら走り、拝島から20分で青梅に到着。青梅から先は単線である。車窓も急に山がちになって、細くなった多摩川の流れを左に見下ろしながら、山へ分け入っていく。 ここって確か東京都内やったよなぁ・・・と思うぐらいの見事な渓谷で、201系電車が走っているのは似合わない。各駅の佇まいもローカル線以外の何物でもなく、よくぞ東京からの直通快速が設定されているものだと思う。 青梅からの約30分間、多摩川の渓谷美を充分に満喫して奥多摩に到着。島式ホーム1面2線の駅だが、カーブしたホームの端は狭くなっていて、先頭車両ではホームと車両の間に大きな隙間が出来ている。よいしょと跨いでホームへ降り、出口は何処かと辺りを見渡すと、下り階段があるだけ。階段を降りると薄暗い通路で、その先に改札口があった。こんな山奥にSuica対応の自改機あるかぁ?とか思いながら、駅員に青春18きっぷを提示して改札を抜ける。 高い天井の駅舎を出て振り返ると、ずいぶん立派な駅舎だったから驚いた。どうやら、山の斜面に盛土をして線路を敷いたらしく、その分駅前の道路とは段差があるみたい。 駅前には可愛いバスターミナルがあって、奥多摩湖方面へのバスが出ているようだ。ちょっと時間があるので、多摩川の渓谷でも見てこようと歩いて行くと、多摩川に架かる橋に出た。は良いのだが、渓谷のむちゃくちゃ高い位置に橋が架かっており、水面は遥か下にある。せっかくなので渓谷美は楽しんだが、真下の川面を覗き込もうとはコレっぽっちも思わなかった。 取り敢えず満足して駅へ戻り、青梅行き電車で引き返す。 ◆奥多摩(10:55発;青梅線青梅行き普通)→御嶽 再び車内から渓谷を眺め、今度は御嶽で下車する。次に踏破を目指すのは御岳登山鉄道のケーブルカーで、事前に調べたところ御嶽からケーブルカーの滝本駅へバスが出ているらしい。なお、御岳山は初詣客で賑わうとの記述も見掛けたので、1月2日の今日は混雑が予想される。 御嶽駅も奥多摩駅と同じような構造で、ホームから階段を降りて地下のような通路を通って改札を抜ける。こちらの駅舎も味があって良い。特に、一枚板で作られた駅名看板は非常に立派である。 駅舎を出て、更に階段を降りて駅前の道へ出る。さて、バス停は何処?と辺りを見渡すと、青梅線と併走する道路の少し青梅寄りに空き地があって、そこにバスが何台か停まっているのが見えた。いそいそとバスへ向かうと、既に多くの人が乗り込んでいる。バスの横に仮設の切符売り場(っちゅうても、机+小型金庫+おねぇちゃん2人だけやけど)があったので、乗車券を購入して乗り込む。ほとんど待つこともなく発車となったが、発車間際にまた多くの人が乗り込んで来て、超満員バスになってしまった。とにかく人いきれが凄く、動き出して暫くすると車内に冷房が入ったぐらい・・・。 我慢の乗車で滝本駅バス停に到着。ところがケーブルの滝本駅はまだ先とのことで、キツい上り坂をえっちらおっちら登って行く。 バス停から歩くこと3分ほど、ケーブルカーの軌道をくぐって滝本駅に到着。駅舎は土産物屋と一体になっていて、人が多くて賑やかである。窓口で往復切符を所望すると、嬉しいことに硬券が出て来た。改札を抜けると、ホームの隅に立派な0kmポストが立っていた。思わず頬の筋肉が緩むが、人が多過ぎて落ち着かない。 ◆滝本(11:35発;御岳登山鉄道御岳山行き)→御岳山 ホームに停車していた[開運]と名付けられた青いケーブルカーに乗り込む。例によって急な勾配に挑むが、混雑が酷くて車窓はほとんど見えない。景色は帰りに楽しもうと、我慢の乗車を続ける。 御岳山駅に到着し、無事に御岳登山鉄道も踏破達成。御岳山駅も土産物屋と一体になっていて、ここも人が多くて賑やかである。駅舎を出てみると、駅前にはちょっとした広場があり、展望台のような所もあったので下界を眺める。少し靄っていたが、まずまずの眺望だった。 ◆御岳山(11:55発;御嶽ケーブル滝本行き)→滝本 [希望]と名付けられた黄色いケーブルカーで下山する。日が当らないからだろう、軌道には薄っすらと雪が残っている。 座れなかったが、無事に前面展望を楽しめる位置を確保。冬でも緑濃い杉林の中を、ゆっくりゆっくり下っていく。中間地点で[開運]と交換し、御岳山駅から5分程度で滝本に到着。降りる人と乗る人が入り乱れ、滝本駅ホームはエラいことになっていた。 さて、長居は無用と御嶽駅へ戻る。が、バス停には長蛇の列が出来ている。もう超満員のバスはうんざりだ。確か、バスは緩やかな上り坂を登ってきたので、帰りは緩やかな下り坂が続くはずだ。また、ケーブルカーの運転間隔が普段より詰まっていた(臨時のピストン運転になっていた)ので、当初予定より少し先行している。時計を見ると、次に乗る予定をしている電車の御嶽発時刻(13時11分)まで、まだ1時間以上ある。という訳で、御嶽駅まで歩くことにした。 バス停の横を通り過ぎ、緩やかな下り坂をてくてく歩いて行く。と、道端に石焼芋の屋台が出ているのを発見。まだ昼食を摂っていなかったことを思い出し、1本買い求めて頬張りながら歩く。 途中、バス道から外れる御嶽駅へ近道と示された道に入ると、急な下り坂になって多摩川の川っぺりに出た。小さな吊り橋で多摩川を渡ると、今度はしっかり上り坂である。なんだかんだで、35分ほど歩いて御嶽駅に到着。ここ数日、列車にばかり乗っていたので、久々に良い運動だった。 因みに、音では同じみたけだけど、それぞれJRの駅は御嶽・ケーブルカーの方は御岳と表記するので、ここでも忠実に書き分けている。(決して誤変換ではないので、念のため) ◆御嶽(12:43発;青梅線青梅行き普通)→青梅 この時間帯は直通快速がないので、まずは青梅行き普通電車に乗車。思ったより早く御嶽に戻って来れたので、予定していたより1本早い電車で先を急ぐ。 青梅では、降りたホームの向かい側に停まっていた立川行き普通電車に乗り換え。 ◆青梅(13:12発;青梅線〜中央線直通東京行き快速)→立川 うっかり忘れそうだったが、拝島を出ると未踏破区間に入る。が、青梅から拝島までと同じような住宅街を眺めながら、ほぼ一直線の線路を淡々と走っていくのみ。やがて、右から中央線が寄り添ってきて立川に到着。これで青梅線も全線踏破達成である。 さて当初の予定では、このまま中央線で東京へ出て新幹線で帰途に就くつもりだったのだが、立川から東京へ出るのなら未踏破の南武線を通っても行けると気付き、一部行程を変更した。という訳で、いそいそと南武線に乗り換える。 ◆立川(13:49発;南武線川崎行き普通)→川崎 南武線は、中央線の立川と東海道線の川崎を結ぶ路線で、都心からの位置関係は昨夕踏破した横浜線と同じような感じだ。さすがに横浜線より都心に近い分、あちらほど自然は多く残っていないが、各駅の佇まいは非常に味がある。しかし、矢野口駅辺りでは高架工事が行われていたので、そのうち画一的な味気ない高架駅になってしまうのだろう。 立川から50分ほどで尻手に到着。南武線には、ここから浜川崎までの名無し枝線があるのだが、これはまたの機会に鶴見線と合わせて乗りつぶそうと思う。 尻手を出ると、左にカーブを切りながらゆるゆると勾配を下って行き、右から東海道線が寄り添ってきて川崎に到着。これで、南武線は本線部分の踏破が完了。 東海道線の普通電車で東京へ出、指定を確保していた700系B編成充当の[のぞみ27号]に乗り込んで帰途に就いた。 本日の踏破線区:青梅線/五日市線/南武線/御岳登山鉄道 今回の遠征も、特にダイヤの乱れなどに見舞われることなく、当初予定していた乗りつぶし行程を無事に完遂出来た。が、道中何度も見掛けた東武や西武など、関東にはまだまだ未踏破路線が多く残っていると改めて思い知らされもした。焦りは全くないが、乗りたい気持ちは旺盛である。 さて次回遠征では、GWの長期休暇を利用して、東北地方と北海道に残る未踏破路線を全て乗りつぶしてやろうと目論んでいる。(この時点では、九州新幹線を開業8日目に乗りつぶすことになろうとは、思ってもみなかった。) |