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京王電鉄乗りつぶし行+α

篠突く雨の中、高尾山口に到着
篠突く雨の中、高尾山口に到着

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東京競馬場へ、ジャパンカップ(GI)を観戦に行く機会が出来た。で、せっかく東京まで足を運ぶのだからと、前日から乗り込んで乗りつぶしを進めようと思う。
東京近郊には未踏破線区が多く、特に民鉄はほとんど乗っていない。時刻表の路線図を眺めながら、さてどこを乗りつぶそうかと考えたのだが、翌朝の東京競馬場へのアクセスを考慮して、京王電鉄にターゲットを定めた。
京王電鉄にはずいぶん以前、やはり東京競馬場へ行く際に乗った事があるのだが、新宿から府中競馬正門前までの直通列車で往復したのみ。しかし、京王電鉄の総営業距離は全線でも100kmに満たないので、未踏破路線は1日の行程で充分乗りつぶせる。事のついでに、高尾登山鉄道と西武多摩川線にも立ち寄ってやろうと、未明に出立した。



2003年11月29日(土)

◆京都(7:34発;東海道新幹線[のぞみ108号])→品川
早朝からいろいろ乗り継いで、京都駅にやってきた。700系[のぞみ108号]の禁煙指定席に収って仮眠をむさぼろうとしたのだが、今時の新幹線では全く落ち着けない。はしゃぎ回っていた子供たちが飽きてきたのだろう大人しくなった頃、入れ代わるように出来上がった中年おばさんの団体が賑やかになる。更に、車販のワゴンが発するキンコロキンコロというオルゴールのような音が非常に耳障り。新幹線で落ち着こうと思ったら、もうグリーン車に乗るしかないのかもしれぬ。
新たな発見として、いつの間にか案内放送のチャイムが変更されていた。
#せっかく、チャイムクロック買うたのに・・・。

先月開業したばかりの品川駅ホームに降り立つ。7月の東京地下鉄乗りつぶし遠征以降、何度か車内から工事中のホームを見やったことがあったが、建物に内包されたようなホームは薄暗く、少し陰気な印象を受ける。階段を上って中間改札を抜けると、長い長い跨線橋に出るが、新幹線コンコースには簡素なキオスクしか見当たらず、非常にビジネスライクである。
天気はあいにくの雨。しかも、かなり強く降っている。今日の行程には、ちょっとした徒歩連絡もあるのだが・・・。

さて、今回もいつもの調子でレポートを書き綴るつもりだったのだが、やはり東京近郊の民鉄は先入観を抜きにしてもあまり面白くなく、乗った降りたの繰り返しだけ。という訳で、一部の路線を除いては行程表のみの記載に留める。

乗車駅路線列車
発時刻
下車駅踏破区間
品川JR山手線外回り
09:58
渋谷
渋谷京王井の頭線吉祥寺行き急行
10:24
吉祥寺京王井の頭線(渋谷〜吉祥寺)
吉祥寺JR中央線高尾行き快速
10:45
武蔵境

武蔵境駅に降り立つと、ホームの向かい側に西武多摩川線の電車が停車していた。ところが、吉祥寺駅ではSuicaで入場しており、西武の駅で精算など出来るわけがないので、このまま乗車する訳にはいかない。仕方なく階段を上って改札を出、自動券売機で是政までの乗車券を購入して入場し直した。
 
乗車駅路線列車
発時刻
下車駅踏破区間
武蔵境西武多摩川線是政行き普通
11:06
是政西武多摩川線(武蔵境〜是政)
是政西武多摩川線武蔵境行き普通
11:33
武蔵境
武蔵境JR中央線高尾行き快速
11:53
高尾
高尾京王高尾線高尾山口行き普通
12:33
高尾山口京王高尾線(高尾〜高尾山口)

高尾山口まで来れば、ついでに(と言っては失礼だが)高尾山ケーブルも乗りつぶさないテはない。ケーブルの清滝駅は、高尾山口駅から4分ほど歩くらしいので、仕方なくデイバッグから傘を取り出してさす。相変らず強く叩きつける雨を恨めしく思いながら歩き出すが、この天気でも観光客が多い。それもそのはず、この辺りの紅葉はこの週末が見頃のようで、雨に濡れた木々が非常に綺麗に色づいている
やがて、正面に高尾登山電鉄の清滝駅が見えてきた。はて、最近どこかで見た景色だが・・・と思ったら、ここを舞台にした「ハコイリムスメ」とかいうTVドラマをやったっけ。

清滝(13:00発;高尾登山電鉄高尾山行き)→高尾山
窓口で往復乗車券を購入し、改札口でホームを観察しながら待つ。ケーブルカー乗りつぶしの、いつものパターンである。
ホームの一角に湧水が沸いているが、今日は雨水混じりでしか飲めそうもないのでパス。と、ホームは階段でなくスロープなのに気がついた。確か、このケーブルカーには日本最急勾配があると聞いた記憶があるのだが・・・と思い出しながら眺めていると、ケーブルカーが到着した。やはり、ずいぶんつんのめった感じで停まっており、上へ行けば勾配が急になるのだろう。
改札が始まり、そそくさと乗り込む。が、最前部には座席がないので、クロスシートに腰掛ける。空席も多いので、向いの席にデイバッグを置き、ついでに足も置こうかと思ったが、かなり前方に傾斜していて不安定なのでやめる。
定刻に発車ベルが鳴って発車し、グイッグイッと登り出した。すぐにトンネルに入り、闇を抜けると色鮮やかな紅葉に包まれる。降り頻る雨が恨めしいが、それでも最高の紅葉である。
さて、中間地点を過ぎると勾配が急になってきた。乗務員から、今 31度18分という日本最急勾配区間に入ったと車内放送がある。いつの間にかふんぞり返ったような感じで座っていて、向いの席に置いてあったデイバッグは手前に転げ落ちそうになった。因みに、31度18分という勾配を見慣れた千分率で表記すると、608‰にもなる。
最後に勾配少しが緩くなり、もう一度トンネルを抜けて、高尾山駅に到着した。少し緩くなったとはいえ、急勾配にある階段ホームなので、慎重に歩かないとコケそうになる。
スキー場のロッジを思わせるような高尾山の駅舎を出てみるが、雨足は下界に比べて更に強く、有名な猿園などを見に行く気にもならない。眺望のよさそうなところへ出てみても、真っ白でなにも見えない。だいたい、普通に撮った写真に雨が写る状態なのだから・・・。
そんな訳で、紅葉のトンネルが出来ている山道を少し歩いただけ駅へ戻り、暇つぶしに駅前の売店を冷やかしていたら、怪しいポップコーンの自販機を発見。これは是非とも小枝探偵に弄ってもらわねば!と思ったものだ。

高尾山(13:30発;高尾登山鉄道清滝行き)→清滝
帰りのケーブルカーは立つ人も多いほどの乗車率。この豪雨でこんなに混んでいるのだから、天気がよければもっと人出が多かったことだろう。
 
乗車駅路線列車
発時刻
下車駅踏破区間
高尾山口 京王高尾線

京王線
新宿行き準特急
13:51
高幡不動 京王高尾線(北野〜高尾)
京王京王線(高幡不動〜北野)
高幡不動京王動物園線多摩動物公園行き普通
14:25
多摩動物公園京王動物園線(高幡不動〜多摩動物公園)

動物園線の可愛いイラスト電車で多摩動物公園駅に到着。ホームに降り立った瞬間、なんとも言えない懐かしさを感じた。当然、この駅に来たのは初めてなのだが、コンクリートタイル張りのホーム・木組み三角屋根の上屋・細い横木を並べて打ち付けて作ってあるベンチ・・・今ではほとんど見掛けなくなったが、昔の鉄道駅は何処へ行ってもこんな感じだった。
そんな懐かしさをぶち壊すような自動改札機を抜けて駅前に出ると、すぐ目の前に多摩都市モノレールの駅が聳え立っている。道を挟んだ向こう側には多摩動物公園の入り口が見えるが、さすがに天気が悪いからか人通りは少ない。
さて、京王の多摩動物公園駅に隣接して、「京王れーるランド」なる施設があったので入ってみる。館内にはNゲージプラレールのレイアウトや鉄道資料用品の展示コーナーなどがあって、5組ほどの家族連れが遊んでいる。特にNゲージの方は、実物のマスコンで運転できるようになっており、子供たちが列を作って順番に運転していた。
そんな館内の一角に、むっちゃ懐かしい電車でGo!2-3000番台が2台並んで稼動していたから驚いた。久しぶりに乗務したいと思ったが、日の短い季節で天気も悪いので、先を急がねば暗くなるまでに今日の行程を終えられない。後ろ髪を引かれるような思いで駅へ戻った。
 
乗車駅路線列車
発時刻
下車駅踏破区間
多摩動物公園 京王動物園線

京王線
新宿行き急行
14:59
調布京王京王線(東府中〜高幡不動)
調布京王相模原線橋本行き快速
15:26
橋本京王相模原線(調布〜橋本)
橋本JR横浜線八王子行き普通
16:02
八王子JR横浜線(橋本〜八王子)


雨はやんだが厚い雲が垂れ込めたままで、八王子に着いた頃には既に辺りは真っ暗だった。今宵の宿は、京王八王子駅近くに予約してある。JRの八王子駅からは5分程度の道程だった。



2003年11月30日(日)

前夜遅くから、また雨が降り出した。ホテルから駅までは歩いて2分も掛からないが、傘をささない訳にはいかないほどの雨脚である。
京王八王子駅は地下駅なので、ホームに降りてしまえば雨に濡れる心配はない。8時34分発の新宿行き特急に乗車し、残る未踏破区間の京王八王子〜北野を乗りつぶして、京王電鉄の全線踏破を達成。そのまま東京競馬場へと向かった。
 



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