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東北乗りつぶし行
(第1日目)

空中を悠々と行く、東京都交通局上野懸垂線
空中を悠々と行く、東京都交通局上野懸垂線

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待ちに待った夏期休暇である。あちこち乗りつぶしに行きたいところはあるのだが、今回は東北地区をターゲットにしようと思う。というのも、宮城県のくりはら田園鉄道が、県からの補助金が今年限りで打ち切られることから、存廃問題になっていると聞いたため。
せっかくの長期連休でもあり、くり電だけ乗ってくるのも勿体無い。また、東北には未踏破路線が点在しているので、行き帰りも上手く利用しつつ、出来るだけ多くの未踏破路線を乗りつぶしてやろうと、5泊6日という贅沢な行程を組んだ。



2003年8月10日(日)

一昨日から昨日に掛けて、夏台風が日本列島を縦断。台風一過の晴天に恵まれたものの、非常に蒸し暑くてじっとしていても汗が流れてくる。

◆京都(10:56発;東海道新幹線[ひかり218号])→東京
いわゆる盆休みの期間に入っており、多くの人で賑やかな新幹線ホームに上がる。列車遅れの案内放送があって一瞬ヒヤッとするが、遅れているのは下り列車だけらしい。
いつの間にか乗り慣れてしまった300系ひかり。禁煙指定席は家族連れが多くて賑やかなことこの上もない。岐阜羽島停車中に名鉄羽島線で女性車掌が登用されているのを発見したのと、新富士駅通過直後に富士山の雄大な姿を久々に見た以外は、特に改めて書き記すこともなく東京駅に到着。

◆東京(13:48発;京浜東北線大宮行き快速)→上野
東京に着いたらもう昼過ぎ。やはり東日本の乗りつぶしは効率が悪いと改めて思う。雑踏を掻き分けて足早に3番線へ向かい、ちょうどホームに入線してきた京浜東北線快速に乗車。乗換えの際に噴き出してしまった汗が引く暇もなく、5分ほどで上野に到着。

さて、いよいよここから乗りつぶし行程に入る。強い陽射しが照り付ける上野駅前から、緑の多い上野公園へ避難するように入り、足早に家族連れを次々と抜き去って上野動物園を目指す。上野動物園内のモノレールは、東京都が鉄道事業法による免許を受けて走らせている、れっきとした鉄道路線なので、私のルールでは乗りつぶし対象となるのだ。
入場券を買って園内に入り、さくさく歩を進めてモノレール東園駅に到着。と、200人ぐらいの人が列を作って待っているのを見てうんざり・・・。一瞬、また今度にしようか?とも思ったが、払った入場料が勿体無いし、またここへやってくる機会を作るのも億劫である。待つ覚悟を決め、自動券売機で乗車券を購入。にしても2歳から小児運賃を取るとは、東京都も酷いボッタクリをするものだ。ま、ここは公共交通とは切り離して考えるべきなのかもしれないが・・・。
行列はジリジリと進む。誘導方法を見てみると、完全に定員乗車を守っているようで、柵で仕切られた乗り場の入り口で人数をカウントしていて、定員分が通った段階で入り口が封鎖される。さすがに、懸垂式モノレールでの定員超過はマズいのだろう。

◆モノレール東園(14:20頃発;東京都交通局上野懸垂線西園行き)→モノレール西園
なんだかんだで20分ほど待っただろうか、漸く乗り場に入ることが出来た。そして、入線してきたモノレールに乗り込む。ハッキリ言って遊園地の乗り物で、大の大人が1人で乗るのは罰ゲームみたいなものだ。が、走り出してみるとなかなか面白い。懸垂式モノレールだが地面からの距離が近いので、高所恐怖症な私でも恐さは感じない。最初は林の中をのんびり走っていたが、急に視界が開けて一般道をオーバークロス。ちょっと高度が上がったが、さほど恐さは感じないまま、ゆるゆるとモノレール西園駅に到着した。もうちょっと乗っていたいような気もしたが、子供だらけで賑やか過ぎる車内にはうんざりでもある。
当初は東園に戻るのにもモノレールに乗るつもりでいたのだが、西園駅にも長蛇の列が出来ていたので歩くこととする。歩き始めて暫くすると、頭上をモノレールが走っていった。車内からではそう高さは感じなかったが、下から見上げると、ずいぶん高いところを走っているものである。

モノレールの乗りつぶしが終わったので、もう上野動物園には用事がない。さっさと上野駅へ向かおうとも思ったが、ことのついでにジャイアントパンダを見物してきた。とはいえ、ここも多くの見物人が賑やかで、落ち着いては見ていられなかったが。



◆上野(14:42発;京浜東北線大船行き快速)→秋葉原
◆秋葉原(14:51発;総武線千葉行き普通)→錦糸町
一旦 乗りつぶしの行程を離れ、ちょっとした用事(謎)の為に錦糸町へ向かう。とはいえ、秋葉原〜錦糸町は未踏破区間である。昔は特急も発着していた両国駅地平ホームが、哀れな姿を晒していたのが強烈な印象。

◆錦糸町(15:46発;総武線横須賀線久里浜行き快速)→東京
用事を済ませ、総武線快速に乗り込む。総武線は、普通(緩行)電車は中央線と直通運転していて、快速電車は横須賀線と直通運転している。緩行線を右に分かつと、地下へともぐっていく。この路線は国鉄時代に敷かれたのだが、比較的新しい路線なので、地下鉄が錯綜している都心の地下に割り込む関係上、ずいぶん深いところを走っている。馬喰町駅は、長らく青函トンネルにある海底駅以外では最も深いところにある駅として有名だったぐらいだ。
地下の暗闇を走って東京に到着。地下に2面4線のホームがあるだけだが、ここも新幹線や東海道線や山手線などの電車が発着する東京駅の一部である。

◆東京(16:08発;京葉線蘇我行き普通)→舞浜
総武線の地下ホームから連絡通路を歩く。一旦 地平レベルまで上った後、長い長い連絡通路を歩いて、再び地下へ降りて京葉線ホームに辿りつく。たいがい早足で、ちんたら歩く東京人を抜き去りまくったのだが、それでも12分ほど掛かっており、これで同一駅名を名乗るのは如何なものかと思う。
ともあれ、京葉線の普通電車に乗車。先月もやってきた新木場付近で地上に上がり、如何にも埋立地といった風景を見下ろしながら走って、舞浜に到着。

◆リゾートゲイトウェイ・ステーション(舞浜リゾートライン)→リゾートゲイトウェイ・ステーション
舞浜駅は、言わずと知れた東京ディズニーランド&ディズニーシーへの玄関口である。私が用事があるのは、そのTDLとTDSを結ぶモノレールで、舞浜リゾートラインという立派な名前が付いている。JR舞浜駅に連絡する駅にはリゾートゲイトウェイ・ステーションという長ったらしい名前が付けられており、駅の外観車輌の外観もディズニーチックである。
取り敢えず自動券売機で乗車券を購入したが、どういう訳か発行駅の記述がない。全線均一料金でも重複乗車は認めていないのだから、発行駅は乗車券に記載しておかねばならないのではないか。
自動改札を抜け、ホームに上がり、やってきたモノレールに乗車。単線の左回り一方通行であるが、最前部には運転席がなく、前面展望用に開放されている。しかし、そこには人が溢れていて前面展望どころではない
では、無人運転なのか?といえばそういう訳ではなく、列車最後尾に車掌が乗務してドアの開閉とATOの発車ボタンを操作している。否、運転操作を行うのだから車掌でなく運転士だろう。つまり舞浜リゾートラインは、常に後退運転している世にも珍しい鉄道路線ということになる。
ともあれ、車窓は埋立地らしい光景が多いものの、海沿いに出ると台風の余波で波高い太平洋が一望出来て悪くはない。但し、車内は子供連れの歓声が賑やか過ぎて、上野懸垂線より罰ゲームっぽい。
なんだかんだで一周し、舞浜リゾートラインの踏破も完了した。



◆舞浜(16:57発;京葉線蘇我行き快速)→南船橋
◆南船橋(17:18発;京葉線武蔵野線府中本町行き普通)→西船橋
舞浜から、再び蘇我行き快速に乗車。市川塩浜を出てしばらくすると、左に西船橋へ向かう線路が分かれて行くが、これは昨年の暮に中山競馬場(船橋法典駅下車)へ行く際に乗っている。二俣新町を通過すると、再び西船橋からの線路が左からやってくる。そして、頭上を越えて合流すると南船橋である。京葉線は、南船橋/西船橋/市川塩浜の3駅を結ぶ三角形にレールが敷かれているのだ。南船橋までやってきた今の段階で、南船橋と西船橋を結ぶ部分が未踏破である。その区間を乗りつぶすべく、武蔵野線直通の府中本町行き電車に乗り換え。103系8連の普通電車は、高架橋の上を賑々しく走って西船橋へ到着。

◆西船橋(17:27発;総武線津田沼行き普通)→船橋
今日の宿は船橋に予約してあるので、西船橋からひと駅移動。この区間も未踏破であるが、快速線と並んでの複々線を3分ほど走って、あっけなく到着した。



本日の踏破路線:京葉線の一部区間(西船橋〜南船橋/市川塩浜〜南船橋)/総武線の一部区間(東京〜錦糸町/西船橋〜船橋/錦糸町〜秋葉原)/東京都交通局上野懸垂線/舞浜リゾートライン
 

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